
「誰にも見られてへん場所で頑張れる人が、一番かっこええんや。」
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こんにちは、タマノスケやで。
この連載もいよいよ第5話。
今回は、“見られてへんところで続ける努力”について、君と一緒に考えてみたいと思うねん。
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- 「努力してるのに、誰も気づいてくれへん…」って思うこと、あるよな
たとえば、
• 自主練で毎日素振りをしてるのに、誰にも声をかけられへん。
• 試合に出られへん日が続いて、チーム内でも存在感が薄く感じる。
• ベンチから声を出し続けてるのに、勝利インタビューに名前は出てこない。
そら、しんどいよな。
「なんで俺だけ報われへんねん…」って、つい心の中で思ってまう日もあると思う。
でもな――
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- 見られてへん努力こそ、“ホンマもん”や
タマノスケがずっと思ってるのはこれや。
「誰かに見せるためやなく、自分のために積み上げた努力こそ、本物や」
たとえば、
グラウンドで一番早く来て、何も言わんと黙々と道具を並べてる子。
試合に出られんくても、ベンチからずっと声を張り続ける子。
エラーしても、すぐに切り替えて、もう一度同じプレーに飛び込む子。
こういう姿って、派手ではない。
でも、確実に「継続力」と「信頼」を育ててるねん。
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- 見られてへんようで、ちゃんと見てる人はおる
これ、ほんまやで。
たとえば監督、コーチ、保護者。
毎日ずっと見てるわけやないけど、「あの子、ようやってるな」と感じてる瞬間は確かにあるんや。
それに何より、君自身が“君の努力”を一番よう知ってる。
人の目には映らんかもしれんけど、
「今日はやりきったな」って思えたその日が、未来の自信に変わっていくんや。
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- 続けてきたことは、ちゃんと自分の“軸”になる
結果が出るのは、いつもあとからや。
すぐに報われん努力でも、続けてるうちにそれが「当たり前の習慣」になる。
その“当たり前”が、ふとした瞬間に君を助けるんや。
たとえば、試合で急に出番が回ってきたとき。
みんなが緊張してる場面で、「毎日やってきたから大丈夫」って思える子が一番強い。
“見られてへん時間”の過ごし方が、そのまま“見られる場面”での力になるんやで。
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- 続けるって、誰かのために見せるもんとちゃう
賞や数字で評価されんでもええ。
「誰かにすごいって言われたい」って気持ちよりも、
「自分が信じてきたことを、ちゃんとやり切りたい」って気持ちが強い人間は、ブレへん。
タマノスケはそんな人を、心からかっこええと思う。
そして、その力は、野球の中だけにとどまらへん。
これから先、大人になって、社会に出たときにもきっと支えになるはずや。
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しんどさとどう向き合うか、それも“続ける力”の大事な一部やからな。
ほな、またな。
タマノスケ。







