競技&アスレティックトレーナー
VOICE先生に聞きました!
競技とアスレティックトレーナーの両立って、何が魅力ですか?

サッカーコースGM兼 履正社FC監督
高祖 和弘 先生元ガンバ大阪選手・コーチ / 元サガン鳥栖監督清水エスパルス強化部・ユースチームコーチ日本サッカー協会公認S級コーチ
「競技&アスレティックトレーナー」の学生はアスリートなので、体力・技術・戦術・メンタル面を自分の「経験」として理解することができます。だから間違いなく、トレーナーになった時に選手にアドバイスをする言葉や接し方が違ってきますよね。
逆に、座学で学ぶこと――たとえば、肉体的な知識や、体力強化の方法、ケガの予防、ケガをした人の復帰までのプログラムなど――を、本校や履正社高校のグラウンドで1年を通して実習し、アスレティックトレーナーの仕事を「体感」することで、より豊富に、より深く、より実践的な経験を積むことができます。
通常、アスレティックトレーナーの資格取得をめざす学生はフィジカル、メディカル面を中心に学びます。しかしチームが勝つためには、他にも様々な部分を伸ばさなければいけません。技術、戦術、メンタルといった要素がそうでしょう。本校の「競技&アスレティックトレーナー」は、それぞれの競技特性を考えた判断ができるようなアスレティックトレーナーを生み出すことを目標にしています。テクニカルな頭でっかちでもなく、メディカルの頭でっかちでもない、チームの勝利に貢献し、様々な選手たちに寄り添えるトレーナーになることを期待し、指導しています。

バスケットボールコース GM
淺村 典正 先生元大阪ディノニクス選手/元立命館大学バスケットボール部ヘッドコーチ日本バスケットボール協会公認B級コーチ
アスレティックトレーナーの資格取得を目指す学生の受け入れをバスケットボールコースが始めたのは、2017年からです。もちろん、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格を取得すること自体が厳しい道のりですし、それに加えて、競技について深く学ぶということは、スケジュールがとてもタイトになるということです。
しかし、「競技力を高めながら、アスレティックトレーナーの資格もとりたい」という意欲のある学生にとっては、このカリキュラムはより高いレベルに到達するための大きなチャンスでもあります。
高い意識を持って本気で「文武両道」をつらぬくことで、プレイヤーがどの場面で何を求めているかが「競技者レベル」で分かります。バスケットボールコースは全国大会優勝を目指し、みんなが本気で練習しています(2017年、全国専門学校大会5連覇を達成し、2019年にも全国優勝)。高いレベルでスキルを磨き、プレイヤーとしても成長することができる、他にはない環境で学ぶことは、将来トレーナーとして活動する時に大きなアドバンテージとなるでしょう。