皆さまこんにちは。
ATコース教員の西川輔です。
一年生は入学して約2か月が経とうとしており
そろそろ学校や新しい学びにも慣れてきたころかと思います。
私も入職して一年が経ち、学生に指導するという立場や
毎週の授業準備にも流石に慣れてきました。
そんなタイミングでATコースの職員室では
ちょっとした席替えが行われ昨日より新デスクで働き始めました。
少し景色が変わるだけで気分も変わりそうなので
慣れに流されることなく、新鮮な気持ちでこの一年も頑張りたいと思います。

とはいえこれから慣れておかないといけないことがあります。
それは「暑さ」です。
ここ数日は30度にも迫る暑さで夏本番を想像するだけで嫌気がしてしまいます。
しかし、毎年のことを思い出すとなんだかんだ暑さを乗り越えており
人間の身体の慣れには驚かされます。
そこで今回は、そんな「暑さへの慣れ=暑熱順化」の話をしたいと思います。

選手の健康管理にも気を配るトレーナーとして夏の悩みの種の一つが熱中症です。
熱中症とは「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」で
簡単に言うと暑さによって体温調節がうまくできなくなり起こる身体の不調のことです。
(熱中症そのものの予防やなってしまったときの対処法は昨年、
横井先生のブログに書いていますので併せてこちらもチェックしてみてください。)
熱中症に対する根本的な予防として暑さに身体を慣らす(体温調整の練習をする)必要があります。
そもそも人間は深部体温(体の中心部の温度)を一定にするために
皮膚血管から熱を逃がしたりや汗の蒸発といった手段で体温を調整します。
その体温調整をより効率的に行えるようにした状態を「暑熱順化」といいます。
(具体的には、循環血液量の増加や心拍数の低下、発汗能力の向上、汗の質の変化
のような生理的反応が起こっています)

それでは実際に暑熱順化を起こすには何をすればよいのでしょうか。
基本的に「汗をかく」行為が推奨されています。
具体的には30分程度のウォーキングや、15~20分程度のジョギング、
室内であれば筋トレなどの軽運動などがあります。
また、お風呂をシャワーで済まさずにしっかり湯船につかるのも効果的です。
軽運動であれば週5日、入浴は2日に一回続けることで
身体が暑さに慣れていくと言われています。
これらに加え、血液量を増やすためのタンパク質とその吸収を高める糖質、
汗で失われたナトリウムやカリウム、エネルギー代謝に有効なビタミンB1
といった栄養の摂取も心がけると効率よく暑熱順化をすすめることができます。

暑熱順化は完了するまでに数日から2週間かかると言われていますので
これから本格的に暑くなる前にぜひ意識してみてください。
また、暑熱順化の効果は涼しい環境に数日から1週間戻ってしまうと失われるため
継続的な運動が必要という点にも注意してください。
お読みいただきありがとうございました。
少し気は早いかもしれませが、しっかり暑さに備えて今年の夏も乗り切りましょう!







