年末になりましたね。
皆さん、今年はいかがだったでしょうか?
今年の漢字は「熊」でしたが、こどもに字は「楽」だったそうですよ~。
こどもに負けず、来年も楽しめるように、今年のうちに振り返りと来年は何をしたいか?考えてみると来年の12月振り返って「楽」のような、明るい漢字を出したいですね!

https://benesse.jp/kyouiku/202512/20251215-1.html
― ケガの振り返りと、来シーズンに向けたコンディショニング・ケガ予防 ―
今シーズンの私の関わってるチームのラグビーシーズンが終了しました。
シーズン中、選手たちは試合やハードな練習を通して、身体に大きな負荷を受け続けてきました。
その中で、残念ながらケガをしてしまった選手も少なくありません。
シーズンが終わった「今の時期」こそ、トレーナーとしてはこんなことを考えて、実行しています。
それは、「どんなケガが起き、なぜ起きたのか。そして次のシーズンにどう活かすのか」という視点です。
今シーズンに多かったケガの傾向
今シーズンを振り返ると、ラグビーという競技特性もあり、肩・膝・足関節といった部位のケガが多く見られました。
また、試合中のコンタクトによる外傷だけでなく、シーズン中盤から終盤にかけては、疲労の蓄積による筋肉系のトラブルや関節痛も増える傾向がありました。
ここで学生の皆さんに覚えておいてほしいのは、ケガの多くは「突然起きた事故」ではない、ということです。
何のケガをターゲットに減らしていくか・・・
原因はいろいろです。
・試合でタックルを受けた選手・タックルをしてけがをした選手
・自分でケガをした選手(ステップやランニング・ウエイトなども)
原因は様々です。どんなシチュエーションで、どうやってケガをしたかを分析していくとケガごとにケガをした原因で仲間分けができてきます。ちなみに一番多かったのは「タックルされて受傷です。」
ケガを減らしたい!って言っても全部はゼロにはならないですよね・・・。
どうせなら「一番多くて、一番ケガの復帰に時間のかかる怪我」を減らしたいですよね?その方が効率は良い。
ケガを分析して、どの怪我をどの戦略で減らしていくか。ラグビーなのでコンタクトでケガするのはある程度許容して、「コンタクト以外のケガをゼロにする!!」くらいの勢いでは考えています。
シーズン終了後(オフシーズン)に本当に大切なこと
オフシーズンは、
- ケガをしっかり治す
- 身体のクセや左右差を見直す
- 基本的な動作を整える(動作・モビリティ・スタビリティなど)
ための、とても重要な時期です。
「痛みがなくなったから治った」ではなく、
「競技に耐えられる身体に戻ったか」でオフシーズンの取り組みの成果を決められたらいいですね。
来シーズンに向けたコンディショニングとは
「コンディショニング=筋トレ・ランニング」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、実際の現場で考えるコンディショニングはもっと広いものです。
- 柔軟性や可動域
- 筋力のバランス
- 疲労回復
- 基本動作の安定性 など
これらすべてを総括して選手のコンディショニングを良くしていきたいですね。

強い身体を作ることと、ケガをしない身体を作ることは、別物ではありません。
正しい順番で積み重ねることが大切です。
ケガ予防のために、学生の皆さんに伝えたいこと
これからトレーナーを目指す皆さんに、ぜひ意識してほしいことがあります。
それは、
**「選手の身体に興味を持つこと」**です。
マニュアル通りの評価やトレーニングだけでは、現場では通用しません。
- なぜこの選手は疲れやすいのか
- なぜ同じ部位を何度も痛めるのか
- 今の動きは本当に安全か
こうした「なぜ?」を考え続けることが、良いトレーナーへの第一歩です。
まとめ
ラグビーのシーズンは終わりましたが、
次のシーズンに向けた準備はすでに始まっています。
オフシーズンの過ごし方ひとつで、
来年のパフォーマンスも、ケガの発生率も大きく変わります。
専門学校で学んでいる今だからこそ、
現場を想像しながら「ケガを防ぐ視点」を身につけていって欲しいですね。
それが、将来現場で信頼されるアスレティックトレーナーになるための、大切な土台になるとk信じています。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。またこのブログでお会いしましょう。
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