CLOSE

BLOG

日常生活(ブログ)

アスレティックトレーナーコース

ある日の授業

アスレティックトレーナーの役割は、大きく4つあります。
 1)スポーツ活動中の外傷・障害予防
 2)コンディショニングやリコンディショニング
 3)プレーヤーの安全管理と健康管理
 4)医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応
これらのことを学び、身につけ、スポーツ現場において活動します。

そのためには、各々の大枠とその詳細について学び、自分の知識と技術として身につけます。
その1つにテーピングスキルがあります。

ということで、今回は、、、

前期にもテーピングの授業を行っていますが、そこは基本的なテーピングの扱い方や巻き方を学びます。
後期は主に、応用した内容や前期では行わない部位のテーピングを実施します。

前期で実施したのは、足関節と膝関節に対するテーピングの巻き方をそれぞれ数種類です。
後期では、足関節の応用と肩関節や肘関節、手関節、足部へのテーピングなどを行い、
それぞれに張力のかけ方やテープの方向など詳細について伝えながら実施しています。

この日は、肉離れに対するテーピングと肘関節の内側側副靭帯損傷に対するテーピングを実施しました。

肉離れに対するテーピング(写真左側:ふくらはぎ/右側:腿の裏)

この写真は、肉離れに対するテーピングを施している時のものです。

テーピングの貼り方や使用するテープの種類は同じなので、ふくらはぎ・腿の前・腿の裏の3箇所から自分で選択してテーピングを施します。
この時に大切なことは、適切な肢位とテーピングの張力と圧迫です。
それらのことをデモンストレーションをしながら伝え、メモをしたり記憶してもらいなが授業を行っています。

肘関節内側側副靭帯損傷に対するテーピング

上記の写真は、肘関節内側側副靭帯損傷に対するテーピングを施している時のものです。

肉離れの時のテーピングとは違う種類のテープを使用します。
これに関しては、一度実施している部位と方法になるので、この日は復習を兼ねて実施しています。

一番のポイントは、サポートテープがしっかりと靭帯上を通ることです。

靭帯の位置を確認しているところ

そのためには、靭帯の位置を把握しておかなければなりません。
ですので、他の授業で習ったことがインプットされているかも大切になります。ここでは、それをアウトプットしてテーピングを施す際に活かします。

テーピングを正しく施すことができているか、お互いに確認しながら教え合いながら実施しています。

ただただ巻くことができれば良いということではなく、解剖学の授業で学んだことや触診の授業で学んだことなども含めてテーピングを施すことができたら、そのテーピングは効果的に働くと考えます。
あとは、いかに丁寧に美しく、手際良く、選手の体にフィットするように巻くことができるか、ですね。

テーピングを巻くときは、他の授業の知識も必要です。
巻き方や巻く方向も覚えなければならないテーピングの授業ですので、きっと大変な思いをしているかも知れませんが、自分の施したテーピングが選手のパフォーマンスに影響するとしたら、、、というところも考えて巻くことができるようなってほしいと思っています。

今回のブログは、アスレティックトレーナーコース教員の水谷が担当させていただきました🙇‍♀️

前の記事 記事一覧 次の記事
オープンキャンパス 資料請求 LINEで相談