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日常生活(ブログ)

アスレティックトレーナーコース

学校での授業風景~教員からの目線でお届け~

こんにちは。

ATコース教員の横井です。

今日は①最近行った授業のこと ②現場実習のこと

を、書いていきたいと思います。

暇な方は是非是非読んでいってください

万博終わってしまいましたね~。

①最近の授業のこと

私は、「体力測定評価実習」という、実技?の教科を請け負っております。

ここでは、「50m走」「シャトルラン」「3段跳び」「切り返し走」などの測定を実際に学び、実践していく授業です。この授業で身に着けてほしい、”狙い”としては 

”段取りする力” と ”測定だけでは意味は限りなく少ないことを理解する(気付ける)こと” です。

実際のスポーツ現場で、パフォーマンスを測定しようというのは、大抵SCやATです。貴重な練習時間を削ってまで測定を実施させてもらうからには、”結果とその先”がついてこないといけません。パフォーマンスを測定した先に選手にどう還元できるのか。ここを予め考えておかないと良いフィードバックはできません。

また、現場では「何分でできる?何分いる?」と聞かれます。準備→測定→片付け。のイメージがないと、スポーツ現場に行って実際に監督コーチと話をするときに詰まってしまいますよね?ここをはっきり言えるか言えないかで、コーチからの信頼は大きく変わってきます。

何を狙って測定するか?準備から測定には何の準備が必要で、どのくらい時間が欲しいか?

段取りする力(準備することの大切さと大変さ)を学んで欲しいですね。

また、測定した結果をどのように使ったらいいか?

です。例えば、立ち幅跳びと20mスプリントの速さは相関関係にある。とか、クリーンの挙上重量とアジリティは相関がある。という研究報告があります。この数値に乗ってくる選手は、どちらのトレーニングもすることで、更に記録が伸びたりもするでしょう。また、この結果に乗ってこない選手ということもあります。そういうときに何でそうなったか?という振り返りも必要です。次にチームとして、個人としてどういうトレーニングをしていくかの指針になるのがトレーニング測定です。

そのためには、最新の研究報告やその競技での流行のトレンドを知っておく必要があります。また、その結果を自分なりに解釈して選手へ還元することでまた新たな選手の競技力の向上が見られたりします。

選手のパフォーマンスを上げていくためには測定を実施し、その中で選手に何が足りないのか、何をしていくべきなのかを測り、日々のトレーニングに落とし込んでいく必要があります。測定をしたあとも、結局いつも通りのトレーニングに戻ってしまっているのでは、せっかく測定した意味がありません。(もちろん、途中経過を測るための測定で結果が出ていればそのまま継続することもあります)。学生のうちに測定するよりも測定した後の方がもっと大変なことに気付ける人は本物かもしれません!笑。

万博には何年準備をかけたんだろうか・・・。

②現場実習の最近

現場実習では、1年生は固定実習が始まりました。

私の担当する現場はラグビーです。大学のラグビーは秋はシーズン中。ケガをしてはリスク管理をしならがらも最短で競技に戻ってもらいたいし、本人も戻りたい。そんな中で、どこのリスクを管理するのか、何をもって復帰していいのか”基準Criteria”が大切ですね。

そんな緊張感の中、ラグビーをしている選手に対して何をできるのか、何をしていきたいか。学生ならではの役割、関わり方を模索し行ってほしいと思っております。どんなコミュニティであれある程度、じぶんで居場所をみつけていく必要は必要です。特にATともなると、一番ラグビーから遠かったりもします。自身がどのように見られたいか、どのように見られるようになりたいか。この辺りを感じながら実習に取り組んでほしいと思っています。

実習に対する姿勢はこんな感じですが、実際は知識の部分が信頼の多くを得られるようにも、現状一番頑張れるところにはなってきちゃいます。お?よく勉強してるね。と思わせたら勝ちです。(笑)。

今は、ATの業務の流れをみること。ラグビーに多いけがを勉強する。もっと手前の解剖学の復習。のようなことが現場実習では多いです。とは言え来年には実習ラストイヤーになってしまうのも事実。現場に出て一番大切なことから、徐々にとは言いません。ガツガツ吸収していって欲しいな。

万博で見つけた、アリグモ(アリに擬態するクモ)だそうです。これが万博史上、一番衝撃だったかも。これアリやん。

さいごに

授業・実習を通じて、準備の大切さ、段取りすることの大切さが80%以上だと思います。緊急対応等の瞬発力がいる時もありますが、結局は事前準備をどのくらいできたか。が大切になります。選手の安全を守るため、選手の未来を守るため、事前準備が大切だと思わない人は、スポーツ現場には出られないと思ってます(めんどくさいし、時間もかかるし、後回しにしようと思えばできちゃうし、大変やけどね。)

履正社の生徒にはこの辺りを伝えていきたい・伝わってほしいな~。                 と願いつつ今回のブログを終えたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。またどこかで。

ATコース横井

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