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日常生活(ブログ)

アスレティックトレーナーコース

知って得する豆知識 「便秘の解消には」

こんにちは。

アスレティックトレーナーコース教員の部谷(ひだに)です。

今年もはや11月となり、

焼き芋がおいしい季節になりました♪

(大石先生もお好きとのことです♪)

先日、ある学生さんから

「便秘気味で困っています」

という相談を受けました。

食事について聞くと

「サツマイモやゴボウなどを食べています!」

とのことでした。

そう

便秘には「食物繊維」ですよね。

ところが、、、

実は食物繊維の取り方によっては

効果がないどころか

逆に酷くなる場合もあるのです。

どういうことかご説明します。

まず食物繊維とは

「ヒトの消化酵素では分解できない成分」です。

分解することができないので

吸収されることもありません。

吸収されないので栄養にはならず

消化管を通過し排泄されます。

この消化管を「通過する」というところがミソで、

通過することで腸の掃除をしてくれます。

そして食物繊維は2種類あります。

簡単にいうと

水に溶けないタイプ

溶けるタイプです。
(不溶性食物繊維と水溶性食物繊維といいます)

水に溶けないタイプはサツマイモやゴボウなど

時々歯に挟まってしまうボソボソ系のあれです。

スジっぽくてまさに繊維、という感じですよね。

このタイプは便のかさを増すことで

便が出やすくなる働きがあります。

一方

スムーズな排便には

もう一つの水に溶けるタイプも大切です。

水に溶けるタイプはオクラや山芋、ワカメやめかぶ、

果物に入っているヌルヌル成分です。

そう

繊維っぽくないですが

あのヌルヌルも食物繊維なんです。

このタイプは見ての通りヌルヌルするので

便を軟らかくしたり滑りを良くします。

そしてこのボソボソ系とヌルヌル系は

2:1で摂取することが推奨されています

つまり食物繊維とらなきゃ!と

ボソボソ系を取り過ぎると比率が悪くなります。

実際、高齢の便秘患者で

ボソボソ系の食物繊維を多量に取った結果

便秘が解消されるどころか

腸内に野球ボール大の線維の塊ができ

さらに便が出にくくなったケースもあるそうです。

ということで

両方の食物繊維を取ることが大切なのです。

もちろん

ひとえに便秘といっても色々な種類があり

水分や運動、自律神経などの要素も関係してきます。

しかし便通を良くするために食物繊維を!

と試みるなら

ボソボソ系の食物繊維を一生懸命食べるだけでなく

ヌルヌル系食物繊維も大切ですよ

というお話でした。

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