今回の担当はアスレティックトレーナーコース教員の下村です。
先日、西川先生がブログでおすすめのパン屋さんをご紹介されていましたが、私からも十三でおすすめのパン屋さんをご紹介させていただきます。
parigino & atelier de maman(パリジーノアンドアトリエドゥママン)というお店で、メディアにも何度か取り上げられているそうです。
休日の朝にわざわざ十三まで買いに来てしまうほどおいしく、特におかず系のパンがおすすめです。
みなさんもぜひ!
本日はパンにちなんで、グルテンフリーの話、さらには遅延型アレルギーについての話をさせていただきます。
みなさんも一度は聞いたことがあるグルテンフリーという言葉、本当にその食事法に意味があるのかを考えていきましょう!
グルテンというのは小麦粉をこねた時にできる成分で、弾力や粘り気を与えてくれます。
つまりグルテンフリーというのは小麦粉を食べない食事法です。
この食事法が流行ったきっかけのひとつに、テニスのジョ〇ビッチ選手が実践されており、それが書籍になったことがあります。
ジョ〇ビッチ選手は、検査により「遅延型アレルギー」の反応があり、その原因食品が小麦だったので、グルテンフリーを実践されました。
その効果により不調はなくなり、パフォーマンスも向上したとのこと。
同じような検査により野球の大谷〇平選手は、卵が原因食品と判明し、卵を食べない食事をしたことでパフォーマンスが向上した可能性があるともいわれています。
そのほかにも、様々なアスリートが検査され、食事に反映されています。
「遅延型アレルギー」というのは皆さんがよく聞くアレルギー(即時型アレルギー)と違って、食品を食べた数時間~数日後に肌荒れや身体の不調を感じるものといわれています。
症状が即時型ほどわかりやすいものではないので、気づかない方もたくさんいらっしゃるとのこと。
この「遅延型アレルギー」に関しては、様々な意見がありまだまだ研究途中の分野になります。
賛否両論あり、検査も保険適応されておらず自費で行う必要があります。
私としては遅延型アレルギーに対し、賛成や反対の意見を出せるほどの専門ではないのですが…
ただ一つ言えることは、何も根拠がないまま「小麦は良くないって聞いたから、食べない」、「〇〇選手は卵を食べなくなって調子が良くなったから、私もそうしよう」という判断をするのは危険だいうことです!
逆にいうと、小麦の遅延型アレルギーでなければグルテンフリーを実践しても何も効果がない可能性が高いです。
一般成人がちょっと試しにやってみよう!というのであればいいかもしれませんが、
小児や成長期のアスリートがむやみに実践すると、成長に必要なエネルギーや栄養素が足りなくなる可能性も十分ありますし、
その後の人生でその食べ物が食べられないことで不自由があることも考えられます。
海外遠征に行ったら、パン!ピザ!パスタ!なんてこともよくあるので。
流行やメディアの情報をうのみにするのではなく、その情報がどういった根拠で出されたものかを確認し、
自分や選手に当てはまるのかどうかをしっかり判断できるようにしていきたいですね!
困ったときはぜひ専門家に相談してみましょう。