ツボ通信、第2回目をお届けします。
今回も、今の季節に合ったケアができるツボ、「足三里(あしさんり)」をご紹介いたします。
秋真っただ中となってきましたね。
秋にもいろんな要素がありますが、今日は「食欲の秋」に合わせたツボです。
秋は様々な食べ物の旬でもあり、食欲の出にくい夏が終わり胃腸も回復してきて、もりもりと美味しいものをいただくことができます。
ですが、食欲に任せてついつい食べ過ぎてしまう、なんてことありそうですね。
そんな時に、皆さんの消化を助けてくれるツボの一つが「足三里」です。
また、歩きすぎた時の脚の疲れや、免疫力を高めるツボとしても有名です。
むかしむかし、『奥の細道(1702年)』を記した松尾芭蕉も、日本全国を旅して歩いた際に、このツボへ自分でお灸をして健康管理をしていたというツボでもあります。
【ツボの効能】
1.消化を助けてくれます。
2.足の疲れを回復してくれます。
3.免疫力を高めるとも言われています。
【ツボの場所】
膝を立てて、弁慶の泣き所と言われる向こう脛(正式には脛骨という膝から下の真ん中の大きな骨)に沿って親指で軽く下から擦り上げていき、骨の膨らみにあたりで自然と指が止まる所をまず目安にします。そしてその部の外側にご自分の親指の幅だけ離れた所、です。
【セルフケア】
このツボは、お灸との相性がとても良いです。一般の方でも使用できるお灸が、最近はドラッグストアでも入手できます。
また、お灸でなくても、ツボ押しでも大丈夫です。
・気持ちよいと思える強さで、2秒押して2秒休む、くらいのペースで左右5回ほど押してみましょう。