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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

解剖学クイズ!猫と人間の違い

教員くわはらです。

鍼灸師になるには、人の体のつくり=「解剖学」をしっかり学びます。今日は、身近な猫と人の体を比べるクイズを用意しました。何問わかるでしょうか!?

Q1. 首の骨(頸椎)の数。猫は人より多い?少ない?
A. 猫のほうが多い B. 猫のほうが少ない C. 同じ

答え:C. 同じ(7個)
実は、ほとんどの哺乳類は首の骨が7個です。あの首の長いキリンも7個。数は同じで、一つひとつの骨の長さが違うんです。でも、我が家の猫ちゃんはとても首が長くてよく曲がります。人間と同じとは思えないです!?

Q2. 腰の骨(腰椎)の数。人は5個。では猫は?
A. 3個 B. 5個 C. 7個

答え:C. 7個
腰の骨は猫のほうが多いです。猫の背骨は人より長く、とても柔らか。体を丸めたり反らしたりして、バネのように使います。あのしなやかな動きの秘密のひとつです。体長長いなーと思ったら小さい箱にすっぽり入ったりもできます。

Q3. 猫の後ろ足にある、後ろ向きに曲がった関節。これは人間でいうとどこ?
A. ひざ B. かかと C. 足首より上の特別な関節

答え:B. かかと
猫はつま先立ちで歩く動物で、かかとはいつも地面から浮いています。人でいえば、ずっと背伸びをしている状態です。ひざは、もっと上の太ももの付け根近くにあります。脚全体を長いバネのように使えるので、高いところへのジャンプも得意です。

Q4. 猫の「鎖骨(さこつ)」はどうなっている?
A. 人より太くて丈夫 B. 退化している C. そもそもない

答え:B. 退化している
人の鎖骨は、胸の骨と肩の骨をつないでいます。猫の鎖骨は小さく退化していて、筋肉の中に浮かぶように埋まっているそうです。それにより猫は肩をすぼめて、頭が通るすき間ならスルッと通り抜けられます。

このつくりの違いは、ケガのしやすさにも表れます。人は転んで手や肩をつくと、衝撃が鎖骨に集中します。そのため鎖骨骨折はとても多く、特に子どもに多いケガとして、鍼灸師の国家試験にも出てきます。一方の猫は、高いところから飛び降りても鎖骨を折ることはまずありません。衝撃を肩まわりの筋肉がクッションのように受け止めてくれるからです。

Q5. 猫は爪を出したり引っ込めたりできます。どうやって?
A. 爪そのものが伸び縮みする B. 爪がついている指の骨ごと動かしている C. 皮膚で爪を隠している

答え:B. 爪がついている指の骨ごと動かしている
実は、猫の爪も人の爪も、どちらも皮膚が変化してできたものです。違うのはくっつき方。人の爪は指先の骨の上に板のように乗っているだけです。猫の爪は、鉤(かぎ)のような形をした指先の骨を、さやのようにすっぽり包んでいます。

猫の指先を横から見た図。灰色が骨、赤が「じん帯」と「腱」、下の白い楕円は肉球です。

図の赤い矢印の部分が「じん帯」です。じん帯はゴムのような弾力をもったひもで、指先の骨をいつも上に吊り上げています(黒い矢印)。そのため、ふだん爪は引っ込んだままで、力を入れなくても、自動的にしまわれています。

爪を出したいときに働くのが、下の長い赤い部分、「腱(けん)」です。腱は筋肉と骨をつなぐひもで、腕の筋肉が縮むとこの腱が指先の骨を引っぱります。すると指先の骨がくるっと下向きに回り、爪が前に振り下ろされます。このとき、上のじん帯はゴムのように引き伸ばされています。力を抜けば、じん帯の弾力で爪はまたスッと上に戻ります。

何問わかりましたか?

同じ哺乳類でも、体のつくりには生き方に合わせた違いがあります。骨の数は同じでも長さが違ったり、同じ皮膚からできた爪でも骨とのくっつき方で働きが変わったり。「なぜこの形なんだろう?」と考えると、解剖学はぐっと面白くなります。

鍼灸学科では、こうした体のしくみをしっかり学び、実際の施術に生かしていきます。体のふしぎに興味がわいた人は、ぜひオープンキャンパスにも遊びに来てくださいね!

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