日本に鍼灸の専門学校や大学は、100校ほどあるのだそうですが、治療家を目指した総仕上げの実習が「臨床実習」だと思っています。
そこで、それぞれの学校で様々な工夫がされ、カリキュラムにはどの学校にも「臨床実習」がありますが、(極端に言えば)内容は、少しづつ違って、同じことをやっている学校は2校とないと思っています。
将来に向けて、どこに重点を置くのかが学校ごとに違う訳です。
履正社・鍼灸学科の4月の土曜日は、5月以降の本番の「臨床実習」に向けてのシミュレーション期間です。
ここで練習をして、それぞれの実習現場に備えます。
そこで明日は、3年生が2年生に治療する実習をします。
3年生は、自分だけの知識と技術で治療にあたります。普段は廊下ですれ違う下級生ですが、2年生ですから、ある程度の知識はあります。信頼関係を作り、自分の考えをまとめ、相手に説明し、治療する。
緊張です。
そんな実習の準備を今日は、慌ただしくしております。

患者は2年生ですが、治療を受けない2年生は治療の見学です。(ガン見です。)
どこに打つのか、その理由は? 深さは? 何本打つ? 疑問が一杯、
治療の後に時間があれば、質疑応答です。
したがって、明日は、3年生も、2年生もドキドキの時間になると思ってます。
「君は、生き残れるか」はガンダムのエンディングの名セリフですが、
まさに3年生の皆さ~ん「君は、乗りきれるか!?」です。
下手をすれば、先輩の威厳が・・・。
意地悪な言い方になりましたが、誰か臨床家の先生もこんなことを言ってました。
「自分ができる精一杯をやる。できないことはやらない。それが臨床のコツ。」
当たり前の様に聞こえますが、「できない」とは中々言えないものですよ。
まずは、明日。 臨床家への一歩です。みんな、がんばれよ~!







