こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。
前回に引き続き、鍼灸学科のブログにお邪魔し卒業生の白石龍之介 (しらいし・りゅうのすけ)さんのインタビュー後編をお届けします。
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「人対人の仕事だからこそ、つながりを大切にしています」
――鍼灸学科を卒業してからのキャリアを教えてください。
卒業してすぐはアスレティックトレーナー(以下、AT)の実技試験を一緒に受けた理学療法学科の先輩がアルバイトしていた整骨院で働き始めました。半年ほどたった頃、島津製作所のラグビー部にお声がけいただいて。今年、整骨院を退職したので現在はトレーナーの仕事がメインです。島津さんではラグビー部以外にも、社内にあるトレーニングジムでも働いています。また、夏から(島津製作所の)野球部のアシスタントトレーナーになりました。ほかに甲南中学・高校のラグビー部でトレーナー(試合帯同)もしています。
――どんな仕事を担当していますか。
チームトレーナーとしてはケア、リハビリ、トレーニング処方、試合時の応急処置、病院の付き添いなどですね。一方で島津さんの社内トレーニングジムでの仕事は一般の社員さんも利用するので、幅広い方と関われて楽しいです。
――仕事のやりがいを感じるのはどんな時?
痛みや不調がある選手には鍼灸治療をするのですが、「肩が軽くなった」「痛みが和らいだ」と喜んでいただけた時ですね。また、トレーニングを処方して「白石くんのおかげで肉離れが減った」「パフォーマンスが上がったよ」と報告をもらえた時もうれしいです。身体に何かしらの痛みや不調があると選手のパフォーマンスは100%以上になりづらいので、それを鍼灸治療でお手伝いできるのは自分の強みだと思います。
――トレーナーとして大切にしていることを教えてください。
人とのつながりを大事にすることです。トレーナーを目指そうと思ったきっかけから学校選び、仕事まで、すべて出会った方がご縁をつないでくださいました。人対人の仕事だからこそ丁寧に向き合い、つながりを大切にしていきたいです。あとは、自分本位ではない、選手が満足できる治療をすること。人の身体を触る仕事ですし、「この人になら任せられる」と頼っていただけるよう、これからも努力を重ねたいと思います。
――履正社の鍼灸学科で良かった、と思うことはありますか。
鍼灸学科の先生方は卒業しても親身に接してくださいます。治療やケアでうまくいかないことがあったら、今でも学校へ行って西村展幸先生や井前由紀先生に相談するんですよ。「こういうことをやってみたんですが」と報告したら「自分だったらこうするかな」といったアドバイスをいただける。昔も今も、これからも。鍼灸学科の先生方は一生、僕の先生です。
白石さん、ありがとうございました!