2年生に対する特別授業として、先日2週にわたって
京都にある「ゆに鍼灸院」で日々臨床にあたって
おられる安東由仁先生に授業を行っていただきました。
(安東先生についてはこちらもご覧ください)
授業を行っていただくにあたり、実際に院に
伺ったり、オンラインで打ち合わせを重ねていて、
「どのような授業をするか」というよりも、
「ここでこういう話を入れたら勉強せなあかんねやって
気持ちになりませんかね」というように
「学生にどのような感情になってほしいか」ということを
重視してお話をされていたのが印象的でした。
授業は実技では施術側でなく患者側にフォーカスした内容を
行っていただき、講義では安東先生の経験をもとに
将来どんなことが出来るかというお話をしていただきました。
臨床鍼灸師、とかアスレティックトレーナー、とかいう
枠の中でのお話ではなく、自分の出来る事、やりたいことから
今後することを広げていく安東先生のスタンスに、
学生からも「鍼灸師だからこういう仕事をするんだ」という
漠然とした固定概念が外れて視野が広がったという感想が
出ていました。
2年生は来年になれば就職に国家試験とたくさんのことが
目の前に迫ってくる学年です。
今回の特別授業を通じて、自分の将来を考えるきっかけに
なってくれたら嬉しいですね。
安東先生、ありがとうございました。