理学療法学科では1月中に1年生・2年生・3年生の後期試験が行われました。
この試験の後には次の学年への進級が控えています。
日頃の勉強の成果が出せたのかどうか、気になるところではないでしょうか?
さて、今年は午年ですが、馬にまつわる言葉に「塞翁が馬」という故事成語があります。
「人間の幸福や不幸は変わりやすく、予測できない」
という意味のたとえとされるこの言葉はあらゆる場面で使われますが、試験の結果を受け止める際にも良い心構えへと導いてくれるのではないでしょうか。
たとえば今回の試験の出来がよくても、浮かれ過ぎて怠けていては来年度以降の成績が下がってしまうかもしれません。
また逆に、今回は思わしくない結果でも、悲観的になりすぎることなく励めば後々の成功につながる可能性もあります。
ただ自分の現実から目を背けて、「悪い結果でも落ち込む必要はない」と楽観的に捉えてしまうのとはまた違うように感じます。
この言葉を知った頃の私は、ひたすら意味や成り立ちを覚えてしまっていましたが、今回のように日常生活での出来事に結び付けて考えてみると、実用的で説得力があるものだと気づかされました。
試験だけでなくこれから遭遇する様々な場面において冷静な視点を持ち続けることで、感情や状況に踊らされすぎずに判断・行動できる力が育めるのかもしれません。
結果が良くても悪くても、ぜひ真摯に受け止めてみてください。
理学事務 松原