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日常生活(ブログ)

理学療法学科

第50回日本理学療法学術大会に参加して

6月5日から7日まで第50回日本理学療法学術大会が東京国際フォーラムにて開催されました。
昭和41年(1966年)に我が国で初めて理学療法士が誕生し、同年第1回の大会(当時は日本理学療法士学会)が開催されました。以後回を重ね、今年でちょうど50回目の大会となりました。
全国より8,000名に近い参加があり、発表演題数も1,997題と過去最高となっています。多くの講演やシンポジウムを聴講し、自らも日々の研究成果の発表をすることによって学生諸君に還元できる勉強をさせていただきました。

この50年で理学療法の世界は大きく変わりました。理学療法士は12万人体制と量的には大きく育ったことは間違いありません。一方質的には保健・医療・福祉各分野の変化や、対象疾病・障害構造の変化、社会のニーズの変化に十分対応できるだけの発展は未だ十分とは言えません。そのような背景の中、これからの理学療法の可能性について提言や討論が活発に行われました。

我が国における理学療法士は50年前に医療職として誕生しました。今や社会から求められるかたちで活動分野は医療分野にとどまらず、保健・福祉・スポーツ・教育・研究各分野で多岐にわたり業務の拡大化が進んでいます。

昨年、「地域医療・介護推進法」が制定され、地域包括ケアシステムの名の下、保健・医療・福祉は大きく変わろうとしています。その中で理学療法は社会の要求にしっかり答えていかなければならず、学生教育においても柔軟な人材育成が求められています。そのため熱意と活力ある若い皆さんの理学療法分野への参加が是非必要です。

受験生の皆さんには50年を迎えた「理学療法」を知っていただき、「理学療法」を進路選択の一つに加えていただきたいと思います。

履正社医療スポーツ専門学校では毎日曜日にはオープンキャンパスを実施します。、本校に是非一度お越しください。お待ちしています。

記 小林

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