先日、インテックス大阪で3年生の学外授業があり引率をしました。
今回の授業では、高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展(バリアフリー2014)での見学や体験を通じて知識の補充や整理をしました。
同時開催に、超高齢社会を支える慢性期医療の専門展(慢性期医療展2014)があり、こちらでも興味深く学習する学生の姿がありました。
普段目にしない医療機器や介護機器を前に、ブース担当者に質問をしたり、直接機器を用いて体験させて頂き楽しそうに学んでいました。
セミナーを受講した学生から様々な報告を伺いました。
1つは、福祉用具を用いた事故などのトラブルの多くは機器の問題が大きいと想像していたが、実際は誤操作や整備不良などによるトラブルが圧倒的に多くリスク管理の重要さを知ったという報告。
もう1つは、認知症患者との適切なコミュニケーションを知り、今までの接し方を反省したという報告。
更には福祉用具を用いることで、患者のみでなく介護者の負担も減らすことが出来ることを知りましたという報告をしていました。
多くの学生から、今まで介護用具や設備には、あまり興味はなかったが、今回の見学・体験を通じて理学療法士として働く上で綿密な関係性がある事を知り、興味を持って今後の授業に臨めますとの報告もありました。
学校外での活動にて、一皮むけてより理学療法士に近づいている学生を見て喜びを感じる今日この頃でした。
教員K