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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

『高齢社会、町で認知症の現実をみた』

好きでも嫌いでも冬が来る。

しかしだ!

汗かかないし、清潔感があるから、どちらかというと、冬は好きだなあ

さあ、今週もやってきました、ヤジオ劇場!まいどヤジオです

さて、「認知症の現実」とある。ノンフィクションだから、そのまま伝えよう。

3年生の就職活動で、京都で開業している教え子の院長に会わせた。

帰りの車内、時間は18:30を過ぎていた。

帰宅ラッシュで車内は満員、外はもう真っ暗

その車中、ある老夫婦が口げんかをしていた

2人の姿はこの時間帯では、少し不自然であったが、

まあそんなこともあるだろうと、最初はそう感じた。

『お前はできそこないだ!どこで乗り換えるんだ!向日町か、山崎か、しっかりしろ!』

しばらくたつと、また同じことを繰り返す。

ヤジオは2回目でわかった。あれ、もしかしたら、、。

失礼だが聞き耳を立てていると、

妻『お父さん、もう引き返しましょう、仰木の家(滋賀県の湖西に仰木という地区がある)に帰りましょう』

夫『何を言うか、わしの家は西九条だ』

妻『50年前に越してきたから西九条の家はもうないんですよ。お父さん、引き返しましょう』

夫『どこにかえるんだ、西九条はまだか』 と。

時に、大声でわめき、暴力とまではいかないが、妻の肩をはたいていた。

新大阪までの30分程で、何回もこんなやり取りが繰り返された。

完全に認知症の症状。

夫は左片マヒ、杖歩行、脳血管障害からきた認知症だろうか。

妻も前傾姿勢の不安定な歩行。

老老介護の様態、公的介護保険は利用しているのだろうか、妻の負担は大きくないだろうか、

この時間だから、妻の制止を聞かず強行で外出したのか、日頃は徘徊症状もあるのでは。

認知症患者は300万人を越えた。今後も確実に増え続ける

柔道整復師は、外傷処置も大切だか、

ケアマネージャーとして、また機能訓練指導員として、

ケアプランやリハビリテーションでこの領域にも取り組み、高齢者の心身の安定や、

日常生活の改善、健康体力の向上をさせる公的使命があると感じた。

増え続ける高齢者、そして認知症。

国家資格である柔道整復師の役割と使命

時代の変革に、まだ国の柔整教育カリキュラムには反映されていないが、

精神科病院や認知症対応型共同生活施設、デイサービスでの実習を始め、

履正社柔整では5年前からすでに始まっている

柔道整復師としてこの領域で活躍したい人も、履正社のヤジオは待っているよ

じゃあな、バイバイ

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