こんにちは、学科長田中です。
もうすぐ12月、卒業まで残り3ヵ月ほど。
3年生の先月とこれからのスケジュールを見ると、11月の公益財団法人柔道整復研修試験財団(以下財団実技)の実技試験を見事全員がパスし、まずは第1段階クリア。
診察検査処置手法の試験官として立ち会った田中としても安堵の気持ちでスカッとしました。
財団実技をクリアしたら、次は12月に実施される第2関門、在学中最後の単位認定試験(後期試験)。
そして3つ目、次なる第3関門は卒業試験、これでめでたく卒業です。
しかし、この手の学校は卒業してもあまり意味はない。
最終関門は1年に1度限り、今年度は3月3日(日)に実施される、平成30年度柔道整復師国家試験です。
第4最終関門、これにパスしてようやくゴールです。
まだ先が長い。
先日、島根県にある、今年甲子園出場経験をはたした出身の学生とインターンシップの面談の際
『おい、高校までは野球がすべてのライフワークだっただろうが、今、一生で一番勉強しているやろ』
の質問に
『はい、センせー。頭がはげるくらいやってます。朝から晩までずーっと勉強です。夢を実現するにはやるしかありません』と。
彼は、野球のキャリアを活かすため、高槻市にある野球の患者さんが多く来院する整形外科の勤務を希望し、すでに内定を受けているが、先日院長より国家試験に合格しないと内定を取り消すと、直球で一言。
それで目の色変わり、生まれ変わって勉強に取り組んでいるのです。
(そのせいか、成績は下の中から、第4回目(11月実施)の校内模試では中の上へ上昇した)
さて、学業の関門はさておき、就活の最終ステージでもあるこの時期、1月に実施するインターンシップの説明会と申請を受付けています。
1月の1週間、就労体験として内定施設で、職場環境や人間関係など4月から勤務する予定の医療機関でいわゆる最後の“実習”を受けるのです。実は目的はそれ以外にもあり院長や先輩から『絶対試験通れよ』とか『4月からいっしょに働こうな』など、厳しくそして優しい言葉で一層のモチベとやる気を奮い立たせ、学生には全知全能全力ボルテージを100%超えさせるのです。
朝から晩まで、学校に居残り、職員室に練習問題や課題ドリル、質問にも何度も足を運ぶ3年生。
例年見かける風景ですが、今年度は数年ぶりに財団実技試験も全員がパスしました。
残りの関門も全員パス、そして国試全員合格で、第15期生を送り出したい。
今年はいけるぞ、15期生。