こんにちは、教員Aです。
先日、「大人のぬりえ教室」に参加しました。
みなさんは“ぬりえ”って聞くと、どんなイメージがありますか?
私Aは、幼稚園の頃、クレヨンや色鉛筆を使って、下絵の線をはみ出ようがお構いなしで夢中に塗っていた印象しかなく、まさか大人になってぬりえにチャレンジするなんて思ってもいなかったです。
ただ、ぬりえを教えてくれる先生が、東京芸大を卒業してからイタリアの芸術学校で絵画を学んだ先生だったので「どんなことを教えてくれるんだろう」と少し楽しみにしていました。
先生の描かれた下絵に、色鉛筆もしくは水彩絵の具で色を付けていくのですが、先生の見本が素晴らしすぎて、「本当に色鉛筆あるいは絵の具だけ、こんな風に塗れるのだろうか…」と驚きました。
やり始めてすぐに
「先生、この木の枝を塗るのに先生は何本の色鉛筆を使用しますか?この24色の中から選んでくさい。」と尋ねてみました。
すると、先生が選び出した色鉛筆は8本。
「えーっ、そんなに使うんですかぁ?」驚き!
子供の頃だったら、枝は茶色一色でベタベタにいたでしょう。
光の当たり具合や影、周りに存在するモノの反射などを考慮し、それだけの色を使用するとのことでした。
まず、下絵全体を見て、次に見本をしっかり観察し、全体のイメージをつける。
部分的に観察し、色の配色を考え、丁寧に塗り重ねていく。
何度もチャレンジを繰り返していくと、コツを覚えどんどん上手になる。
どこか治療やテーピングなどと似ている感じもしました。
集中して時間を忘れて没頭していると、ストレス発散になり、どこかすっきりした気分になりました。こういう時間も大事だなと感じさせられました。
聞くところによると、「大人のぬりえ」は一時ブームになり、いろいろな本がたくさん出ているとのこと。高齢者の認知症予防にも取り入れられているそうです。
みなさんも「大人のぬりえ」、チャレンジしてみてはいかがですか?
(写真は私Aが最初にチャレンジした課題作です)