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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

鯛の鯛?

こんにちは、教員Aです。

ようやく朝夕、過ごしやすくなってきました。
本日は「骨」にまつわる豆知識。

授業の中で、火葬後の収骨時に「こちらが喉仏です」と説明を受け、最後に骨壺に収める骨は、実は普段私たちが「喉仏」と表現している男性の喉にある突起部分(喉頭隆起)とはまったく別物なんだよという話をします。

喉頭隆起は軟骨であるため、火葬時には燃えて消失します。収骨時に喉仏とされる骨は、頸椎(首の骨)2番目の骨で、その形が座禅を組んでいる仏様(お釈迦さま)に似ていることから「身体に宿る仏様」として大切に扱われてきました。

さて、お正月やお祝いなど、おめでたい時に振舞われることのある魚「鯛(たい)」

実は、鯛の中にも鯛の形によく似た骨があるのはご存じでしょうか?

「鯛の鯛」って言うんです(写真)

これは、どこの骨かというと、鯛の肩甲骨と烏口骨(烏口骨は、人の場合、肩甲骨とくっついて烏口突起となっています)

ヒトの場合、肩甲骨は腕を動かす際に大切な役割をしますが、ヒレを動かすだけなのに肩甲骨があるなんて…。

今度、鯛を食するときがあれば、「鯛の鯛」を見つけてみよう。

「鯛」といえば、関西に鯛をモチーフにした「めでたい電車」(和歌山県・南海加太線)って走っているのを知っていますか?子供たちに人気の電車です。そちらも乗ってみてくださいね。

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