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日常生活(ブログ)

アスレティックトレーナーコース

海外遠征でのトレーナーの仕事

こんにちは。

アスレティックトレーナーコース教員の部谷(ひだに)です。

普段私たち教員は授業を通して、

ATの仕事は~~、

と教えていますが、

時には自分自身がATとしても活動します。

今回は、

中国の成都で開催されておりました、

FISUワールドユニバーシティゲームズに帯同してきました。

この大会は、

国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催し、

大学生を対象にした国際総合競技大会です。

様々な国の様々な競技の選手が集まる選手村が宿泊地であり、

日本チームも日本選手団として活動します。

ちなみに、

日本選手団としての大会は、

オリンピックとアジア大会とこのユニバーシアードだけです。

選手村にはトレーニングルームや病院、

スーパーや歴史館など、

様々なコーナーがあります。

そして、

私はローイング(ボート競技)のATですので、

選手村と会場が活動場所となります。

大会中は、

レース前のコンディショニングやドリンク管理、

レース間のリカバリーやレース後のケアなどの他、

選手と艇を運んだり、

レース後に水上でダウンに入る選手へ桟橋から

水分補給とリカバリーサポートをするのが、

この競技のAT業務の特徴です。

(レース間に腕のリリースを行っているところ)

こんな感じで、

ATも選手やコーチと一緒に戦います。

ちなみにこの大会、

女子2人乗りが銀メダルを獲得しました!

レース後にすぐメダルを見せに来てくれ、

トレーナーとしてとても嬉しい瞬間でした。

もちろん、

これは選手がとてもよく頑張った結果ですが、

そのためにスタッフもそれぞれ自分の持ち場で、

ベストを尽くす、

というのが現場の仕事の醍醐味だと思います。

またこの遠征、

別の意味でも思い出深いものになりました。

それは、

選手のころからみていた子が、

引退してアシスタントコーチとして一緒でした。

現役のころはうまくいかないことも多かったですが、

誰よりも考え、

諦めずに努力する選手でした。

その姿勢はコーチになっても変わらず、

選手から信頼され、

今回の結果にも繋がったと思います。

(レーズ直前まで艇を整備するSコーチ)

選手とトレーナーという関係から

コーチとトレーナーとして一緒に戦うことに

感慨深いものがありました。

長いこと一つの競技でATをやっていると、

こういったこともあります。

そして最後に、

選手村の食事を紹介します。

選手村にはビュッフェスタイルで、

様々な国の料理があります。

食事は遠征の楽しみでもあり、

必要に応じてどのような食事を選ぶかも大切です。

ちなみに、

私のお気に入りは「パンダまん」です。

このように、

日本選手団としての派遣遠征はとても充実しています。

しかし、

海外遠征によっては環境的に大変なことも多く、

ATとしても様々な工夫が必要とされます。

学生の皆さんには、

履正社で基礎をしっかり学び、

いつか海外遠征に帯同する経験もしてもらいたいな、

と思います。

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