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こんにちは。
アスレティックトレーナーコース教員の部谷(ヒダニ)です。
最近、
週末に娘とランニングしております。
中二という多感な年頃ですが、
なぜか親父とランニングしてくれます。
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聞くと、
走るのはあまり好きではないけれど、
太りたくない、とのこと。
あまり運動が好きではない娘ですが、
走る理由はあるようでした。
さて、
皆さんはポジティブ思考ですか?
それともネガティブ思考ですか?
そう聞かれると、
自分はネガティブ思考です、
だから物事をポジティブに捉えようとしています、
という方がいらっしゃるかと思います。
もちろん、
ポジティブに物事をとらえられることに、
こしたことはありません。
ところが最近の心理学では、
ネガティブにとらえるから頑張れる人もいる、
というのがわかってきています。
それを、
ちょっと難しいですが、
「防衛的悲観主義」といいます。
ネガティブにとらえるからこそ、
頑張れる人です。
例えば、
柔道の2大会金メダリストの、
大野翔平選手は防衛的悲観主義である、
と言われています。
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(読売新聞オンラインHPより)
大野選手は、
練習時に自分が負けることや、
うまくいかないことを、
いつもイメージして練習するそうです。
普通ならネガティブなイメージは持たず、
とにかくポジティブに勝つイメージで!
といいたくなりますよね。
ところが大野選手は、
ネガティブなイメージを持つことにより、
そうならないように練習されているようです。
そして、
あそこまで強くなっているのです。
なので、
物事をネガティブにとらえること自体は、
必ずしも悪いとはいえないのです。
ちなみにそもそも人類は、
進化の過程でネガティブ思考になった、
といわれています。
例えば、
太古の昔におなかが減った人類が、
毒キノコを見て、
「あれ食べれるんじゃね?」
「いける、いける♪」
といってポジティブになっていたら、
すぐに絶滅していたでしょう。
「もしかして毒キノコかも?」
とネガティブに捉えるから生き残ってきたのです。
つまり人類が生存していく上でも、
ネガティブ思考は必ずしも悪いことではない、
ということです。
大切なのは、
そうとらえてからどうするか?
どう行動するか?
です。
もしかしたら、
ネガティブ思考を直すことに、
注力している人がいたとします。
その場合、
それを変えるのは中々難しいので、
ネガティブ思考はとりあえずそのままに、
行動を変えられると良いですね。