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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

鍼灸とブラインドサッカーの意外な関係

こんにちは。教員Kわはらです♪

ブラインドサッカーをご存知でしょうか。

キーパー以外はアイマスクをしてフットサルコートで行うサッカーです。

視覚障がい者を対象としたスポーツとして、パラリンピックの種目にもなっていて、日本代表チームもあります。

まだまだマイナーな競技であり、正式な選手登録は少ないようで、関西には大阪と兵庫に1チームずつだけ、です。

公式な選手は、視覚障がい者になりますが、晴眼者(目が見える者)もアイマスクをすることでスポーツとして十分楽しめます。

楽しむどころか、普段あって当たり前の視覚を奪われた状態において、スポーツという以前にいろんな体験をすることになります。

視覚のありがたさや、仲間の声を信頼することの大切さなどを学ぶことができ、多くを考えさせられる競技でもあります。

大阪、兵庫のブラインドサッカーチームの選手も、基本的に視覚障がい者になります。よって、彼らだけでは練習ができません。多くの晴眼者の手伝いが必要になります。私は個人的にボランティアで時々サポートに行っています。

練習を見ていると、とても見えていないとは思えない、すごい迫力です。

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さて、そのブラインドサッカーと鍼灸、なんのつながりがあるのでしょうか。

鍼灸の施術は、指先の感覚などが鋭い視覚障がい者にとても適した仕事として、視覚障がい者の支援学校でも教育が行われています。よって、ブラインドサッカーの選手は鍼灸師の資格をもっている方が多いのです。

実際、試合の際など、お互いに鍼灸でケアしている様子がよく見受けられるらしいです。

このようなことから、鍼灸師はブラインドサッカーにもっとも近い職種であると私は思います。

同じ仕事を行う者同士の交流として、また、障がい者をサポートするという意識づけとして、鍼灸を学ぶ学生のみなさんに是非かかわってほしいと感じています。

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