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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

少し偏った意見ですかねぇ?

今日は?今日も?ちょっと堅い話。写真もありません。

経済産業省の「医療産業研究会」が「医療産業研究会報告書」をまとめられたそうです。

内容は、
・患者の様々なニーズに対応するには、財源的にも制約がある診療報酬体系という手段のみで対応しようとするのは限界があるのではないか。
・フィットネス事業者などが、退院後のリハビリを支える体制を充実させれば、退院後も身体機能の維持がしやすくなる。
・外国人患者、外国人医師などの受け入れなど、必要な規制緩和を検討すべきである。
などだそうです。

保健医療の限界を指摘し、様々な業種を医療に参入させ、外国からも患者を呼ぶなんて、さすが経済産業省! 
医療を経済活動で語るとこうなるのかと思いました。

経済産業省は、タイからマッサージ師を、フィリピンから看護師や介護福祉士を日本に呼び入れようとして、業界の猛反発を受けたりしています。
今回の報告書についても医師会は、「こんな報告書なんて・・・」とかなり怒っているみたいです。

でも「混合診療の全面解禁」も大きく叫ばれるようになり、医療に大きな‘うねり’が来るように思いませんか?

その‘うねり’は、「統合医療の推進」を唱える鍼灸業界にも他人事ではなく、すぐ近くのことに思えませんか?
さもないと外国から鍼灸治療のEBM(根拠のある医療)が入ってきて、医師を納得させます。

「そんな良いものだったら既に医療チームの一員の理学療法の一つとしてPTさんにしてもらおう」「大変忙しい看護師さんでも円皮鍼だったら出来るだろう。効果出てるし。」と医師会が国を動かしたら、何かが変わるように思いませんか?

「日本の鍼灸が出来ること」「日本の鍼灸師ができること」を医師を説得できる力をもって、確かなものにしないとと思っています。

そんなことより、まずは目の前の試験勉強かなぁ。 将来に来るかもしれない不安より、直面する現実ですよねぇ。

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