鍼灸学科でははりとお灸の技術を学びます。
その使い分けの基準はいろいろあるのですが、
1年生のお灸の授業で「鍼ではなくお灸を用いる
ツボを使った治療」を授業の中で行います。
今回は据えたもぐさを燃やしきる「透熱灸」
という方法で治療を行うと良いとされている
足にあるツボを使った実技を行いました。
実技を行った場所は「不眠治療のツボ」、
「食あたり治療のツボ」、「逆子のツボ」
(鍼灸学科の学生のみんなはどこのツボか
わかるよね?)と言われる3点。
もぐさの大きさはお米粒の半分の大きさに
ひねって据えていきます。
この「透熱灸」という方法では燃え切る瞬間に
熱さを緩和する操作も行います。
それでも「熱っ!」と声が出ている学生と、
何十壮と燃やしきっても全く熱さを感じなくて
逆に施術側が不安になる学生など
様々でした。
同じように据えていても熱に対する感じ方が
人によって大きく異なるという点も
学生たちにとってはいい経験となりました。