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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

棒灸

1年生のきゅう基礎実技で棒灸を行いました。

棒灸とは円筒状にもぐさを紙で包んだもので

肌から少し離したところにかざして温める

灸法です。

心地が良い刺激のお灸であることに加えて

熱の調節がやりやすいことから自分も好きな

お灸の一つです。

「これは寝れる」や「もうお灸はこれだけで

いいかも!」(よくない)や「終わった後も

お腹がめっちゃ暖かい」などなど良い感想も

多く出ていました。

ただ良い感想ばかりではなく、普段使用する

小さくひねるお灸は混ざりけの少ない

良質もぐさを使っているのですが、

しっかり温熱が必要な棒灸は良質もぐさに比べて

混ざりけが多めの粗悪もぐさを使用するため

煙や匂いが強めになります。

そのため煙に敏感な学生は教室に充満する

煙に目をしぱしぱさせて窓際に避難する姿も

数人見られました。

(臨床ではそれだけの棒灸を一気に使うことは

まあないのでそこまで煙たくなることは

ないのですが、授業だとクラスの半分が同時に

使用することになるため実技内容によっては

部屋がもくもくする回が生まれてしまいます)

受講していた1年生だけでなく隣接する校舎で

授業をしていた他学年や他学科の教室にも

しっかりめに匂いが届いていたことを授業後

2年生から教えてもらいました。

これもこの時期の風物詩、みんな通る道だよ

とこれまでは言っていたところですが、

次年度移転する新校舎の実技室は窓が

開けられない分、めちゃくちゃしっかりした

排煙施設がついているという話です。

現在建物を建築中なので、実際にそのパワーを

目の当たりにしたわけではないですが、

治療現場では起きづらい、教育現場ならではの

不快要素を極力減らして、お灸の効果に感覚を

集中してもらえる環境改善に期待大です。

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