続きまして教員Aです。
毎週土曜に、本校茨木グラウンドで治療実習をさせていただいていることは
以前にお話ししました。
先日、その実習にとある選手が来てくれました。
この実習に来てくれる選手は、たいていスポーツでの疲労やけがで来てくれる
ことが多いのですが、今回は少し違いました。
数年前に不慮の事故で前腕(肘から前)を切ってしまい、それ以来手の指が
うまく伸びないとのこと。
幸い握る方はできているのでなんとか競技は続けているそう。
そこで、今回は鍼を打ってそれに電気を流す「鍼通電療法」をやってみました。
電気を流す、といっても痛みがあるわけではなく、そうですね、よく肩こりなどで
使う低周波治療器みたいな、気持ちいいものです。
うまく筋肉にあてて10分ほど通電。
リズムよく電気が流れるのに合わせて、手の指がぴくっ、ぴくっと伸びます。
そして鍼をはずしてみると…
「あれ、いつもより指が伸びる!」
そのコメントに、そして指の動きに、その場にいた一同「おお~」。
まだ、完全には治っていませんし、その後の効果がどれだけ続くのかも
わかりませんが。
これまでよりは少し、効果を出せたようです。
鍼灸ってほんと、いろんなことに使えるなぁ。
これからもこの治療、続けていきたいです。