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鍼灸を知ろう。(その3)

国家試験の乗り越え方。

日開先生は、3年生の国家試験対策の授業(医学演習)も担当されています。最終回は、学生当時のご自身の勉強方法と、今行っている試験対策について伺いました。

<前回の記事はこちら>

鍼灸を知ろう。(その2)

――鍼灸の勉強、大変そうですね。
私もどちらかというと勉強は苦手なタイプでした。ただこのままではまずいと思って、専門学校入学後は、「授業開始の30分でも1時間でも早く来て勉強する」ということをずっと繰り返していました。少しのことでも継続することが大切です。受験生の時にたくさん勉強をしたというよりは、その少しの勉強を続けただけで国家試験に受かったという感覚があります。

――先生は、国家試験対策の授業を担当されているんですよね。
はい、単元ごとにおさらいしながら、過去問題を解いていきます。解いて復習して、解いて復習して、その繰り返しです。でも、いきなり過去問題は難しいですよ。国家試験は、くせのある問題も多いので、その時はしっかり解説して学生の悩みを解消します。まずは問題に慣れるところから!

――指導の時、気をつけていることはありますか。
「ベースである教科書を振り返る」ということを徹底させています。また、すぐに質問するのではなく、「まずは自分で教科書を見る、それでもわからなければ質問」というスタイルで進めています。

――まずは自分で確認する、なんですね。先生は学生当時、質問に行っていましたか。
わからない時は結構行きましたね。ただ私の母校は、職員室への学生入室が一切禁止だったんですよ。何か質問がある時は、受付の方に名前と要件を伝える、そうすると先生が職員室の外まで出てくるという流れでした。話すことが苦手な学生は、自分がわからないことがあってもなかなか先生をつかまえられない状態でした。

――それは厳しい!
先生に何も聞かないなんて本当にもったいないです。その点、履正社はどんどん職員室においでよ!という空気感があって、すごく良い空間だと感じました。私は学生とも年齢が近いですし「お姉さん」ぐらいの気持ちで始めは接してもらえたらなと思っています。学生ともしっかりコミュニケーションを取りたいですね。

――最後に、鍼灸師をめざしたいと思っている方へメッセージをどうぞ。
「やるべきことをやれば、必ずその努力は報われる」です。卒業試験や国家試験は大変、難しいというイメージはありますが、基礎をしっかりと押さえていけば心配ありません。高校生の時、さほど成績が良かったわけではない私でも現役で国家試験を合格することができましたので。少しずつでも毎日勉強を続けていけば、安心して試験に臨めます。勉強は苦手だと思っている方も心配しないでください。

<鍼灸学科のご案内はこちら>
https://www.riseisha.ac.jp/course/am/

<広報スタッフHの取材MEMO>
日開先生の趣味は良い景色を見ること。そしてそれをカメラにおさめること。最後に訪れた石川県のなぎさドライブウェイは、砂浜を車で走れることで有名な場所。訪れた時は晴天で、気分爽快だったそうです。状況が落ち着き、また気軽に色々な所へ行けたらいいですね。

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