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日常生活(ブログ)

サッカーコース

林マサトシ君の留学帰国レポート

まずはサッカーのプレーに関して、履正社でならったサッカーの5つの要素(フィジカル・技術・戦術・精神面・想像力)から考えました。

1つ目のフィジカル面での違いとしては、持久力とスピードに関しての差はそこまで感じませんでしたが、パワーに関しては大きな違いを感じました。オーストリアではシュートは思いっきり打つように教えられることが一般的らしく、シュート力があり、ミドルレンジからでも積極的に打ってくる選手がたくさんいるという印象です。また球際での競り合いの局面などではハードなぶつかり合いが頻繁にあり、ボディコンタクトの強さもありました。

技術面では、試合になるとなかなかボールを取られなかったり、見事なパスを通したりという印象なのですが、ドリブル練習やパスの単純な練習になってくるとなかなかうまくできなかったり、コーンドリブルでは悪戦苦闘している様子でした。

次に戦術です。正直戦術の細かい説明などはドイツ語の説明が難しく、分からないことが多いです。が、見ていて特徴的だったのは、守備時に相手に攻撃の時間をかけさせる(遅らせる)対応をしている時でさえ、相手のボールホルダーには常に一人が寄せている状況を作ること。それによって相手選手に余裕を与えない、また余裕を奪うプレーをしているところでした。

4つ目に精神面の違いです。これに関してはとにかくメリハリがすごいと思いました。1時間半から2時間の練習でもまったく集中できず、笑っていることも多いですが、やると自分が決めた瞬間のプレーには圧倒的な集中力を発揮します。たとえばシュート練習中にグラウンド横の女の子を見てウインクしていたGKの選手がほんの5秒程後には鬼のような形相でプレーしていることもありました。

最後の想像力ですが、オーストリアのサッカークラブはU-6,7から大人までのチームを持っているので、子供の頃から年長選手と近くでプレーをすることによって様々プレーのアイデアを得ることができます。また、リアルタイムでヨーロッパ各国のリーグやCLをほとんど毎日見ることができるので、レベルの高いサッカーに触れ、学ぶことができます。

まとめると、国は違ってもサッカー自体が大きく変わることはありませんが、国民性や生活習慣、考え方などから少しずつ国別の違いがあり、それが各国の代表戦で見ることのできるその国のスタイルになっていっているということを、肌で感じることが出来ました。

他の内容は、まとめ次第報告します!

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