サッカーコースでは、サッカーの試合を様々な視点から分析する『ゲーム分析』という講義があります。

分析する試合は、毎回異なり、時には、履正社FCの公式戦であったり、UEFAチャンピオンズリーグであったり、イタリアのセリエAだったりします。

実際の講義は履正社の学生として直接受講する必要があるのですが、一般的と思われる最低限の試合の着眼点を少し紹介します。

基本システム
○システム（4-4-2や3-5-2）
○通常のシステムからの違い：FWが縦並びだったり、ボランチの人数など
○攻撃時の変形
○守備時の変形

セットプレー（コーナーキック、フリーキック）
○セットプレーの配置、狙い
○セットプレーのキッカーの利き足、配球
□攻守共に

キープレーヤー
○長身、俊足、キャプテンなど

ストロングポイント（強み）
○守備から攻撃への切り替え時にボランチを必ず経由してから展開をするなど

ウィークポイント（弱み）
○守備時のDFラインのポジションが悪いなど
○ウィークポイントプレーヤー（1対1の対応が悪い）なども要チェックです。

得点・失点パターン

他には、固定カメラを使った、選手の移動距離を測定したり、パスの種類、距離、成功・失敗、ボール支配率などさまざまな分析方法があるのです。

好きなチームを観戦しボールを奪い、得点に喜ぶだけではなく、このような試合を細かく見ることで、今までとは違ったサッカーの楽しさが見えてきます。

サッカーコースでは、2年生対象で開講し、インストラクター専攻、アスリート専攻、レフリー専攻必須ですが、他のビジネス専攻、トレーナー専攻は選択として受講可能です。（サッカーコースの学生であればどの専攻でも受講可能ということです）

講義の風景（担当は松島先生）

ビデオを1時停止し、その時の現象などを解説しています。