日中はまだ少し暖かいですが、朝晩は徐々に寒くなりやっと冬らしくなってきました。
先日、「福祉用具論」の授業の中で、いくつかのグループに分かれ、患者さんの障害に合わせた自助具の製作に励みました。
この自助具とは、「Self –help devices」(自らを助ける機器)日本語でも、英語でも文字通りの意味で、日常生活動作をより便利に、より容易にできるように工夫された道具です。
それぞれの自助具が完成するまでに、おおよそ3か月くらい。
どのような自助具を作るのかは、早い時期に決定はしていましたが、いざ試作品を作ってみると不具合が生じたり、強度の問題で材質を選定するのに時間がかかってしまい、かなり四苦八苦しておりました。
学生たちが作った自助具は、
片マヒの患者さんが使用するジュースのプルトップ開け
脊髄損傷の患者さんが使用する読書台と本のページをめくるための自助具、
関節リウマチの患者さん用の柄が長くて太い櫛(くし)
片マヒの患者さんが菓子袋を開封するための自助具です。
教員のひとり言。