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日常生活(ブログ)

理学療法学科

「履正社の理学療法学科専任教員って・・・」

こんにちは!!忘れた頃に“にっしゃん”です。

「理学療法学科の専任教員って学校に勤務してますが、臨床は実際にどうなんですか(患者さんをみれるのってことです)?」
※「臨床」とは分かりやすく言うと“医療現場等で患者に接して治療を行うこと”です。

教員歴も長くなると在校生より上記のような質問をたまに受けることがあります。

医療は日々進歩しており、“理学療法”も例外でなく日々進歩しています。ですから、学校勤務が長くなると実際の医療現場の流れから取り残されたり、また、教員の理学療法はちょっと古いのではないか?と危惧する学生も実際にいると思います。それが冒頭に述べました在校生の質問にも繋がっていると思います。

しかし、そんな心配はご無用です。なぜなら、本校理学療法学科専任教員は医療現場の経験いわゆる“臨床経験”を10年程積んでから教員になっている者が殆どだからです。

それに、学校は様々な医学、医療のスペシャリストが集う場所。

例えば、本校においては「解剖学、生理学等の基礎医学系の講義科目は大学教授等」が「整形外科学、脳神経外科学等の専門基礎医学系の講義科目は専科・総合そして大学病院の専門医師等」が「整形外科、脳血管障害、呼吸器疾患等の理学療法専門分野に関しては、その分野の第一線で活躍している理学療法士」が講義に来てくれています。

ですから、学校に勤務していると、そういった医学・医療のスペシャリストの方々から最新の情報が沢山入ってくるのです。

また、本校では豊富な医学雑誌等が毎月更新される為、私にっしゃんの知識も日々更新されているのです。(・・・のはず(^_^;))

写真1

最新の情報がいっぱいです!!

知識はいくら“インプット”しても実際に“アウトプット”しないと身に付きません。自然と頭から抜けていきます。“意味記憶”をいわゆる“エピソード記憶”に置き換える必要があります。それに、「知っていること」と「できること」は違います。

私の同期や先輩、後輩の中には大学教授、准教授を含め理学療法教育に携わっている者が多くいます。
その中で、学校での教育歴が長く“臨床”に出ていない教員に共通する悩みに「新しい知識を書物から得ても臨場感を持って学生に伝えることが出来ない為、学生に響かない」と言う悩みがあります。

しかし、そこは履正社!!本校理学療法学科の教員半数以上が何らかの形で現在も“臨床”に携わっています。私にっしゃんも例に洩れず週に1日“臨床”に出ております。

写真2

右片麻痺患者さんの歩行介助

写真3

腰痛および膝痛患者さん治療中

写真4

右片麻痺患者さん装具装着練習中
(麻痺がある為、左上肢のみで装着)
これが意外と難しい・・・

A医院では外来患者さんやデイケア利用者さんの治療にあたっています。実際には人工股・膝関節、パーキンソン病、左・右片麻痺、乳がん手術後や、多系統萎縮症という稀な疾患など、B整形外科クリニックでは主に交通事故や労働災害後の後遺障害を負った患者さんなど治療にあたっています。

学校で更新された知識・技術を“臨床”で実践することにより、患者さんのADL、QOL向上に役立てています。また、“臨床”では教科書には記載されていない事が多々あります。それらを実践し経験することによって得ることが出来た新しい知識や技術は、出来限り臨場感を持って在校生に還元するように心掛けています。

本校の教員は学生との距離感が比較的近く、時間が許せば実技指導などの個別対応も行ってくれます。(数年前までは専任教員を上手く活用している学生が多かったのですが、最近は減少傾向にあり寂しい限りです。)

この環境を活かすも活かさざるも自分自身のやる気次第!!在校生の皆さんもこれから理学療法士を目指す皆さんもこの履正社の環境をしっかり活かして共に自分自身を高めて行きましょう!!

~にっしゃんより~

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