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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

生きる

こんにちは、教員のAです。

先日、家族で初めて梅田芸術劇場にミュージカル「生きる」を観に行きました。
1952年の公開された巨匠・黒澤明監督の最高傑作といわれる映画「生きる」を演出家・宮本亜門氏によってミュージカル化されたもの。
オーケストラの生演奏、迫力のある舞台セット、引き込まれる演出、とても素晴らしかったです。

いつも同じ時間に出勤し、ただ時間をつぶして定時になったら帰る…やる気のない空虚な日々を送る市役所の課長が主人公。ある日、胃がんにより死(余命6ヶ月)を悟ってから「自分の人生とは一体何だったのか…」と生きるということの意味を考え始め、徐々に弱っていく身体と闘いながら、残された命で市民のために公園づくりに奮起するという物語。主演の鹿賀丈史さんの見事な好演で大変感動しました。


この劇を見て感じたことですが、主人公は余命宣告を受けて、命を大事にしようって気づかされるのですが、現在、余命宣告を受けていない私たちは、お金や物の浪費には気をつけていても「時間」はいつまでもあると勝手に思ってしまっていて、けっこう無駄に時間の浪費をしているのではないかと…。

「今を大事に生きよう」 そう思わせてくれる作品でした。

ミュージカル「生きる」の2023年度の講演は終わってしまいましたが、映画のほうは動画配信サービスやDVDなどで観ることができます。なんせ1952年の作品なのでモノクロで古い映像ですが…。最近、イギリス映画でもリメイクされました。よかったらご覧ください。

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