こんにちは、学科長田中です。
テーマにあるのは、柔道整復師を教育する教育団体と柔道整復師が活躍する業界団体、そして柔道整復師の行政に携わる行政団体の3者が、国民、社会、時代に対して、どんな国家免許者を育成するのか、未来の柔道整復師像について、確たる育成メニューを明らかにしなければならない時期が近づいてきている事をあらわした言葉です。
柔道整復師は国家免許。国が規定しているのは、3年間、99単位、2750時間、各3つの数量以上とされており、その基礎科目、専門基礎科目、専門科目、必修の大項目の要件に従い、各学校が独自に履修科目を設定することになっているのです。
しかし、国家試験に向けてその科目を設定するのは当然ですが、未来に向けてどのような柔道整復師を育成するのか、ビジョンにあたる科目設定ができていません。すなわち基礎科目の4単位を除いて、95単位中70%相当にあたる、コアカリキュラム(略してコアカリ)の策定が求められているのです。
感染症関連、さまざまな事情で時期カリキュラム改正が延期される可能性が出てきました。
チャンスです。未来の柔道整復師が国民社会時代にどんな活躍や貢献ができるのか、すべきなのか、核となるコアカリをしっかり策定し、医療産業だけでなく、国民と社会に広く発信する事が今後重要な位置づけになるでしょう。注目ください。