こんにちは、学科長田中です。
写真にあるのは、2年生の奈良迫さんと白川君。
淡路島にある、古栗接骨院で実習を受けている。
当日別室において2人に質問をした。
『地方や地域特性から高齢者が接骨院に求めるサービスはちがう、古栗先生の所のねらいは?』
というと二人は
『・・・・』
以下は巡回指導時の内容だ。
生まれも育ちも淡路島という高齢者患者が多い。
古栗先生はかねてから、柔道整復師の伝承医療として、接骨院の治療文化を継承してきた。
2000年の介護保険制度導入直後に、自立支援、運動機能維持と機能訓練指導を目的に、リハビリ型デイサービスを併設した。
農作業や生活上のケガによって、高齢者の運動機能が低下しないように、接骨院とリハビリ型デイをシームレスのつないでいる。
ここは地域の方々が必要な医療と介護の施設なのだ。
もちろん、地元の高校野球出身でもある古栗先生へは、野球やその他のスポーツ障害の治療や回復療法の患者からの信望もあつく、スポーツ選手には、超音波エコー医用画像の評価も活用しながら、近隣の高校球児やスポーツ選手が受診している。
これからの柔道整復師が担う運動器損傷の治療から回復療法への橋渡しモデルになるかもしれない。
実習を通じて、2人はこれからの接骨院の役割に気付いたようだった。