こんにちは、学科長田中です。
昨年末、3年生竹内担任より、第27回国試願書作成にあたり、授業冒頭3年生に講義をしてほしいと依頼され、急きょ担当した。
振り返ると国家試験制度になって27年。2020年に柔道整復師法制化100周年を迎えるので、都道府県知事免許制度から通算するとおそらく90回以上の試験回数を迎える、大変歴史ある試験だと最初に説明をした。
今後の試験改革予定
■2020年第29回より、必修問題30問→50問へ。
■2022年第31回試験より、今年4月より導入された、教育課程新カリキュラムが反映される試験になる予定。
■一般問題200問が増加。
を示し、絶対今回合格するのだと力説。
そして、今年3月3日の国家試験では、インプットした知識を最大のパフォーマンスでアウトプットし、合格を勝ち取れと。
最後に、国家試験終了後に自己採点の結果を、田中と竹内担任にメール送信する事、同時に内定先の院長に合格の報告をすること。
それ以降の就職活動は院長の指示に従う事など、例年通り自己採点後のスケジュールも説明した。
しかし、国家試験結果はサイコロではない。
結果は二つ。
今年は実技試験が何年か振りに全員合格だったから、きっと幸運の女神はこの15期に存在しているとずいぶん気を遣い、持ち上げてから、さて万一の事だがと前置きし、自己採点の結果、基準に達していない、不合格を想定した対応も説明した。
該当者は、来年の第28回の国試にむけて、次の扉を開けなければならない。不合格であっても就職内定先で1年は雇用してもらうように依頼する。
浪人生として勤務するのは大変つらいことだが、これを投げ出して飲食店やコンビニで勤務すると、もうこの先、合格を勝ち取る事はない、と。
毎年、この時期3年生に特別に授業を行っている内容だが、誰ひとり居眠りする者も、雑談をする者もいない。
見事に真剣なまなざしだ。残り2か月。
身体に気を付けてやれるだけやってほしい。
心から全員合格を祈っている。