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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

想い出に残る実習、苦難を乗り越えた経験が未来を開く

こんにちは、学科長田中です。
2年生春期実習も終了し、いよいよ15期生は最終学年を迎えます。

臨床実習では毎回、大なり小なり、様々な出来事が発生し、事実関係の把握や状況調査で、実習施設に急きょ訪問したり、お詫びに出向いたり、担当教員は走り回ります。

そんな中で、今回、実習中止、第3学年の夏に特別再実習になろうかと検討した事例を紹介しましょう。

写真は実習生の2年浦山君。三重県四日市市の富田浜病院での実習でした。

富田浜病院は過去のブログでも紹介していますが、履正社柔整卒業生の新卒入職者を含め、5名の卒業生が勤務しています。救急外来病院でもあり、柔道整復師の専門領域の研修を受けることができる、履正社柔整の最重要施設です。

さて、浦山君の話ですが、実は前日から病院近くの宿舎で待機し、準備万端で翌日の実習初日を迎えるはずでした。

しかし翌朝、呼吸器系疾患で体調不良により、実習生であるはずが、スーパーバイザー(SV、実習指導責任者)の勧めで、患者として富田浜病院外来を受診。

呼吸器系感染性疾患を否定できず、実習中止、帰宅を命じられてしまった。

通常、自己に積がある場合は、振替実習や延長実習はありません。感染症であろうとも、本人の健康管理上の自己責任ですから、第3学年夏に再実習が行われます。

しかし、担任、その他の実習教員と検討をした結果、平素から浦山君の実習に対するまじめな態度と姿勢、そしてどうしても富田浜病院で実習を受けたい思いを病院に伝えると、春休み期間ではありますが、再実習を受けることができたのです。

どんなに留意をし、防御していても体調不良は思いもなく発生するものです。

平素の学業に対するまじめな取り組み、真摯な態度、教師や友人との人間関係などなど、問題発生時に向けて、その人格を評価してもらえる普段の振る舞いが重要なことは言うまでもありません。

浦山君、想い出に残る実習になったと思うが、一つ大きな壁を乗り越えたな、きっと未来を開く大きな力となる。

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