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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

いかに医療費を削減するか、接骨院が貢献できること

こんにちは、TTです。写真の風景は、先日、富山県接骨学研究会に参加した時の講演と実技の一コマです。

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前置きとして、2025年問題、すでにご存じでしょうが、75歳以上のお年寄り爆発的に増え始める年なのです。なぜ75歳が問われるのか、ここも抑えていただいていると思いますが、男女あわせた平均寿命は83歳くらい。まだ8年あるではないか、とお思いの人もいるでしょうが、問題は平均寿命ではなく、健康寿命。要するに※健康でない=何らかの病気やけが、心身の不調が発生する年齢は、死去依然の7,8年間と言われています。すなわち、健康寿命は75歳なのです。(※通常の日常生活を送ることができる人も含んでいます)

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もちろん大変お元気な方もいます。しかし、いわゆる老化や体力の衰えから、疾病、心身の乱れ、認知症などが発生し、医療機関にかかる確率が非常に高くなるのです。

根拠として、医療費の75%は65歳以上の高齢者です。誰もが通る道、仕方ないことですが、財政は有限です。仕方ないことですが、それではすみません。

解決方法は、収入を上げるため税率を上げ資金調達するか、保険料負担割合をあげるか、あるいは削減のため、医療材料費を下げる、薬価を下げる、本体の報酬を下げるなど、どちらかかというより、どちらもやらないといけないのです。

そんな社会風潮の中、今回の学会で確信を得たことがあります。アキレスけん断裂の処置方法で接骨院で行う歩行療法。受傷初日か歩いて帰ることができます。歩行もできます。多くの症例において予後は非常に良好です。オペ療法より結果は良いのです。(長野県、吉澤接骨院で検索してみてください)

当疾患は、一般的には手術適用を考えますが、保存療法でいるなら保存でやりましょう。これは当然の事なのです。参考までにアキレス腱断裂をオペ&入院となると全治まで50万はかかります。柔整が処置をするケースなら5万もかからないでしょう。まさに10倍近い医療費の無駄。

以前から持論を展開していますが、ねんざ、だぼく、にくばなれ(アキレスけん断裂もここに入る)は原則的にオペの必要はなく、接骨院ならば医療費も医科の30%程度で済みます。

入院より通院、手術より保存固定の自然療法。医療費削減に向けて、接骨院の社会的役割がこれから始まります。

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