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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

2日間の成長と気づき。アスリートは、機能訓練指導員へ

こんにちは、TTです。

一泊二日で、今年の新入生一泊研修が終わりました。後日、担任の竹内先生からリ

リースされる本編(一泊研修特番)で披露されるでしょうから、イベントとハプニング

(?)などの画像・詳細はその際に。

さて、研修のメインテーマは『認知症』でした。今年も例年通り、1日目は鳥取の総

合診療医でありお寺のご住職である木下先生から、2日目は長年、精神科医療の看護

をされ、現在兵庫県赤穂市の精神科病院で看護部長をされている安田先生から、少し

違う角度でセミナーをしていただきました。

授業風景を後ろから見ているとほとんどが、ガタイも、髪形も、ドレスコードもス

ポーティーな男子女子学生。履正社柔整の学生は1年生に限らずほとんどの学生が野

球、サッカー、バスケ、テニスなどなどの部活経験者。将来のトレーナーを目指し、

スポーツの急性外傷の処置やリハビリをやるために入学してきた者ばかり。

この文章を読んで、なのになぜ『認知症』なのか、首をかしげる人も多いでしょう。

では、一つ質問をしましょう。

国家資格である、柔道整復師の社会的使命はなんでしょう。アスリートの処置?リハ

ビリ?コンディション?テーピング?包帯?ギプス?それだけ?

度なることに記載していますが、柔道整復師の領域は、医療機関での処置・治療・回

復療法と、機能訓練指導員として、介護要認定者などへの機能訓練、自立支援指導、

そして介護予防なのです、ということは。

私はこの分野領域だけしかできない、しない、したくない、そんな柔道整復師評価で

きますか。実はそんな柔整師はほとんどいないんです。

人口の年齢構成が劇的に変化し、少子超高齢社会が急激に進んでいます。65歳以上が

3200万人、介護認定者が600万人、そして若年性を含めた認知症患者が600万人、あと

5年経過すると700万人になります。これから我々が取り組まなければならないのは介

護予防施策。年齢構造と認知症患者の増加で日本の社会が激変します。

4年後にオリンピックが始まり、1か月で終わる。その頃には700万の認知症患者を抱

えている日本。機能訓練指導員として高齢者のADL(日常生活動作)の向上や、運動機

能の活動率を上げる。活動率が活発になれば、認知症患者を抑制できる報告がありま

す。

医療国家免許トレーナーとして、医療セラピストか機能訓練指導員として、二つの社

会的役割を果たす。その意味がわからないと、安定も継続も発展もない。

希望と現実、趣味と実益。将来を見つめ見極め、人生のライフプランをしっかり立て

ることが、結局、夢を実現させることつながる。

社会で必要とされる仕事、職種につかないと。

たった2日間セミナーでしたが、1年生たちは、気づき、大きな成長をしてくれまし

た。

アスリートから、セラピスト・機能訓練指導員へ、これからどんな道を選ぶのでしょ

うか。

履正社柔整は、学生の夢と希望の実現に向けた教育的支援を約束します。

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