こんにちは、教員A です。
履正社は大阪府にある学校ですが、通われる学生さんは大阪出身者でない人が結構多い。
そんな学生たちに大阪ことばを知ってもらおうと、「大阪ことば」をいくつか紹介しています。
今回はその第2弾(カ行)!
最近だんだんと使われなくなってきたものも多いですが、ぜひ使ってみてください。これであなたも大阪人!
さて、次の「大阪ことば」の意味は分かるでしょうか?
①かまへん
②かんにん
③ぎょうさん
④きょうび
⑤けつかる
⑥けったいな
⑦げら
⑧こそばい
⑨ごっつい
⑩ごんた
じゃあ、答え合わせです(笑)
①かまへん
かまわない、よろしいの意。「かめへん」ともいう。丁寧語は「かましまへん」
②かんにん
謝罪の言葉。「かんにんな(許してな)」などと使う。
③ぎょうさん
たくさんの意。「こないにぎょうさんもらえまへんで」などと使う。
④きょうび
今日この頃、今どきの意。「きょうびお年玉に五百玉一つって、喜ぶ子どもなんかおれへんで。」などと使う。
⑤けつかる
元々はある、居るの意とされ、他の語に付いて悪態語となる。「なにしてけつかるねん」などと使う。うちのお袋もよくこの言葉で怒ってたなぁ(笑)
⑥けったいな
妙な、不思議な、変てこなといった意。時に応じ、対象にも応じてさまざまに使われる。たとえば「けったいなやっちゃ」の一言が場面によって、あきれた、理解しがたい、面白いなど多様な意味を持つ。
⑦げら
よく笑う人、笑い上戸の意。「あの子、ほんまげらやなぁ。」などと使う。
⑧こそばい
くすぐったいの意。こちょばいとも言う。
⑨ごっつい
厚さ、丈夫さ、ごつごつしたさまを指すだけでなく、ひどい、すごい、大変など、表す意味は広い。「ごっつい手してる」「ごっつい嬉しかってん」など。
⑩ごんた
いたずらっ子、腕白者を指して呼ぶ。派生語にごんたくれ、類語にやんちゃがある。
あなたはいくつわかりましたか?
大阪以外から来られている学生さん、せっかくのご縁、大阪のことをいろいろ知ってくださいね。
ええとこでっせ、ほな。
参考文献:「大阪の教科書」創元社