CLOSE

BLOG

日常生活(ブログ)

柔道整復学科

骨を刺激して記憶力アップ?

こんにちは、教員A です。

柔道整復学科の授業では、脱臼や骨折の整復法や包帯を使用した固定法などを勉強します。

そのため、骨や筋肉の機能や構造などを大変細かく学ぶんですよ。

さて、今日はその骨について…。
骨はただ単にカルシウムの貯蔵庫と思っていませんか?

柔道整復師の教科書では、骨には次の5項目の機能があると習います。

①運動 ②保護(内臓の保護) ③支持(身体の支柱) ④無機塩類の貯蔵(カルシウムやリンなど) ⑤造血(骨髄で血液を作る)
これだけ聞いたら「身体を支え、血液を作り、内臓を守るカルシウムのかたまり」のようなイメージの骨ですが、実は近年、骨からホルモンが分泌され、それが脳や内臓に働きかけて、上記以外に様々な機能を維持・向上させているといわれています。

そのホルモンの名前は「オステオカルシン」って言います。

骨を作る“骨芽細胞”から分泌されるこのホルモン。骨形成を促す以外に、脳で記憶を司る海馬に影響を及ぼし記憶力アップに貢献しているとのこと。お…驚きです!

他にも筋力、精力、免疫力などをアップするとともに、活性酸素の除去や肌の活性化にも効果があるといわれています。まさに、若返り物質ですね。

では、このホルモンの分泌を促すには何をやればいいんでしょう。

以前、テレビの健康番組でも紹介されていましたが、両足のカカトを上げてストンと落とす「カカト落とし運動」がお勧めとのこと。それだけでも体重の3倍の負荷がかかっているとか…。

骨に振動刺激が伝わると骨の細胞ネットワークが活性化され、骨ホルモンが分泌されるという仕組みだそうです。もちろんウォーキングなどでも骨に刺激が加わるのでいいでしょう。

骨は常に新陳代謝を繰り返して、毎日少しずつ入れ替わっています。

日々の運動を習慣づけて、骨量を増やすとともに骨ホルモンの分泌を促して、記憶力アップを図りましょう。

前の記事 記事一覧 次の記事
オープンキャンパス資料請求