こんにちは、学科長田中です。
先週末の寒波と大雪では、北陸や山陰地方を始め、大きな被害をもたらしました。
高速道路や国道での車の立ち往生が発生し、雪下ろしや側溝転落での死傷事故も報道をされました。
今回テーマにあげましたが、実は大雪と接骨院には重要な関係があるのです。
この話は、毎年2月(今年は感染症の影響で中止)に特別臨床実技授業で富山県氷見市からおいでいただいている、元公社)富山県柔道整復師会会長、高崎光雄先生(元公社日整および接骨医学会の理事)とご子息の浩先生から過去に伺った話を思い出しながら記述したものです。
若干の修正はありますが、大意や主旨は変わりません。
『大雪になると接骨院は大変忙しいのです。それは高齢者が転倒して手首や足の付け根の骨を折る。肩の関節が外れたり、肩の骨を折る高齢者もいる。凍てついた早朝のケースが多い。きちんと骨折や脱臼部の整復と固定のテクニックをつけていないと、雪国の接骨院はつとまらないのです』と。
温暖でめったと雪の降らない太平洋や瀬戸内側の接骨院では想像ができない事だが、富山県氷見市で開業して50有余年のご経験からお教えいただいた、意外な大雪と接骨院の重要な関係だった。
所変われば役割も変わる。雪国で開業する人は参考にしておいてほしい。