こんにちは、学科長田中です。
写真にあるのは、2年生の実技試験の様子。
この時期による感染症対策を講じて、窓やドアを開放して換気効果。
3人が役割で受験・患者役・助手役として3回転交替するが、受験毎にスプレーで手指消毒を行い、またマスク、フェイスシールドを装着し接触による感染防止対策も実施。
さまざまな策を講じた上での実技試験は、先月行われた3年生の実技試験に続いて2度目になる。
例年の事だが、2年生にとっては初めての模擬患者想定試験。
緊張のボルテージはマックスだ。
試験は待合室の想定から始まる。
➀『今日はどうされましたか』
➁『サッカーをしてて手をついてこけました』
➂『それでは診察室まで誘導します、私はケガ側から誘導しますので、助手の方、転倒防止のため後方支持をお願いします』
➃『局所部位の直接観察のために、患部を診させていただいてもよろしいですか』
ほぼすべての診察行為や準備行動について、患者同意を得ながら進めていく。
最後に、
『問診・触診・視診において、〇〇の症状がありますので、〇〇骨折が疑われます。これから徒手にて骨折を正常な位置に整復します。処置を始めてよろしいですか』
実際の現場では、患者が発する激痛の発声や顔面蒼白、精神は不穏状態、さまざまな異変が想定できるが、今回患者はそこまでは演じない。
しかし、できるだけ臨場感ある空間によるシュミレーションが必要だ。
超音波エコー観察実習も始まっている。
今後、実技試験担当の教師チームは一層、負傷患者来院時の接骨院を想定された環境下で試験をするという。
学生諸君、今後大いに期待してくれたまえ。