こんにちは、学科長田中です。
写真にあるのは、履正社 柔道整復学科がスタートした1期生卒の齋藤君。
履正社北大阪キャンパスからほど近い、川西市北部で齋藤鍼灸整骨院を開業をしている。
過去には釜谷理事長校長も訪問している、なじみのある卒業生だ。
実は先日、ケアマネジャー田中として、通院する患者さんの介護保険要介護認定(介護度の変更申請と訪問リハビリテーションの希望)に関する相談を受けており、アドバイスを重ね、話がうまくまとまったので、久しぶりに訪問したわけだ。
そこで齋藤君と経営に関する様々な情報や意見交換をしていると、彼は数年前から完全予約制の自費治療接骨院へ経営形態を変えていた。
自費制の接骨院は年々増加している。
公的保険取扱いが原則の、接骨医療を推進する業界からすると苦い顔をされそうだが、卒後19年の豊富な臨床経験と、開業10年以上のベテラン柔道整復師からすると、キャリアから身につけた技術や知見を保険に頼らず、一層の専門的領域の治療家として、患者に提供したいという、彼のプロ意識はむしろ尊敬に値する。
今は経営は順調だが、保険取扱いから自費制への移行期は一定の患者も離れ、悩みと不安、大きな葛藤で苦しんだという。
職能教育の責任として、履正社柔整は19年前の卒業生に対しても、今後の活躍を応援し続けます。