11月半ばというのに、此の所日中は半袖でも過ごしやすいですね。
先週末も雲一つない晴天で、まさにラグビー日和でした。そんな気持ちの良い、秋晴れの土曜日はスポーツ外国語学科の学生と、ラグビートップリーグに所属する、NTTドコモレッドハリケーンズさんの練習試合に現場実習でお邪魔しました。
まずはじめに、試合前ウォームアップと全体ミーティングを見学させていただきました。
そして今回の業務は、ボールボーイとキックティー係です。
ラグビー試合のボールボーイとは、ボールがタッチライン(サイドライン)を割ってゲームが止まった際に選手に渡したり、ゴールキックで蹴られたボールをセンターラインまで戻す役割です。
キックティー係はゴールキックの際に、キッカーのところまで選手専用のキックティーを渡しに行く役目があります。
ラグビーの試合では、監督はスタンドから無線を使って、グラウンドスタッフに指示を出すのですが、その無線を一台お借りして、生でどういったやり取りがされているのかを聞かせて頂きました。
戦術の指示、けが人の報告、選手交代の指示など、様々なやり取りが行われています。
監督が外国人なので、会話はもちろん全て英語で行われます。目紛しい試合展開を追いながら、耳にも全神経を集中させて、取りこぼしや、聞きそびれることが内容に業務にあたらなくてはいけません。
日本代表として昨年のワールドカップでも活躍した、ヴィンピー・ファンデンベルト選手が肋軟骨を負傷して退場した際に、ドクターとのやり取りを通訳する機会を与えてもらいました。
どんな痛みなのか?どうしたら痛いのか?簡単な質問ですが、微妙なニュアンスが伝わらないと、処置の仕方にも相違が生じてしまいます。
Throbbing pain = ズキズキする痛み
Stinging pain = チクチクする痛み
Stabbing pain = キリキリした(刺されたような)痛み
英語では擬音で表現するのではなく、動詞の現在分詞で表します。
これら痛みの表現方法もスポーツ外国語学科の授業で教えています。咄嗟に出るようにするには、実践あるのみです。
激しくぶつかり合うラグビーの試合を間近で見ながら、教科書では学べないことをたくさん教えてもらいました。座学で知識を学び、現場で実務を学び、将来の自分をイメージしてこれからも切磋琢磨してください!
NTTドコモレッドハリケーンズのみなさま、ありがとうございました!!