国際公式記録員日記　東京オリンピック編①

野球コース講師の中村です。
この度、東京オリンピックに野球競技の公式記録員として参加させていただきました。

8月９日、無事に東京オリンピックは閉幕しました。
様々なスポーツ競技が行われ、印象に残る場面も多かったことと思います。

さて、野球も８月7日に決勝戦を迎え侍ジャパンは金メダルを獲得しました。

この場をお借りして、公式記録員としての活動内容をご報告させていただきたいと思います。

▶7.25～7.28福島県

7.25　移動日、福島県入り
7.26　会場見学

7.27　スコアラーミーティング
大会前には必ずミーティングを行い、役割分担の確認や大会ルール、マニュアルの確認を行います。

スコアラーメンバーは私を含め日本人３名、海外の方が4名の計７名でした。

今大会はヘッドスコアラー→スコアシートを記入しながらプレイ内容をすべて口頭で説明
アシスタントスコアラー→投球カウントを記入しながらボールやストライクを口頭で説明
データ入力①（公式サイトの速報）→パソコンのソフトを使用する
データ入力②（アプリ）→タブレット端末で入力

の４名で１試合を担当しました

7.28　ドミニカ共和国vs日本
福島の球場はスコアラールームが１階と２階に分かれていたため、写真のようにヘッドセットを装着し、
常にお互いにプレイ内容を確認しながら記録を行いました。

（↑福島での試合はデータ入力担当でした。写真右はスコアラーディレクターのパブロさん）

（↑２階からの眺め）

大会中のコミュニケーションは基本的に英語が中心です。今回は日本開催ということでボランティアやスタッフの多くは日本人でしたが、
スコアラーと一緒に過ごす時間のほうが圧倒的に多いです。試合中はもちろん、食事や待機時間も一緒にいるため、必然的に日常会話も伴ってきます。

私自身2年ぶりの国際大会だったこともあり久しぶりの英語まみれの生活で、普段からアウトプットの機会は必要だと感じました。

☛次回は第２弾として横浜スタジアム編です！！