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鍼灸学科

文献検索(7)

こんにちは。鍼灸学科T1です。
今回は「molecular pain」誌(2010年11月2日)に掲載された「Acupuncture modulates temporal neural responses
in wide brain networks: evidence from fMRI study.」
という論文を紹介します。

鍼治療には治療後に長時間鎮痛が持続する、「持続効果」があると言われています。
では、そのメカニズムは何なのか?? 鍼治療後、鎮痛に重要な脳領域の活動はどうなっているのか??というのをfMRIを用いて調べた論文です。

結果を簡単に纏めますと、どうやら鍼治療後(足三里に鍼刺激)においては、鎮痛に関わる脳領域(中脳水道周囲灰白質、島 etc)において、異なるタイミングで、さまざまな活動パターンをきたすそうです
このような現象が、鍼の持続的効果を引き出しているのではないか、と提起した内容です。

鎮痛に関する脳領域が、異なるタイミングでさまざまな活動をきたす事をfMRIで見たことが新しいと思います。

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