教員Kわはらです。
1年生の灸実技の授業で、もぐさ作りをしました。
もぐさは、灸の材料であり、ヨモギから作られるんでしたね。
このために、先日、淀川の河川敷へ学生みんなでヨモギを採りに行ったわけであります。
その様子はこちら♪
作り方ですが、
ヨモギを数日天日干しして、カラッカラに乾かし、
すり鉢とすりこぎで、ひたすらすり潰します。
ヨモギ以外のものでこの作業を行うと、
全部粉になって、何も残らないのです。
が、ヨモギだと、こんな感じの、もさもさしたものが残ります。
さらに、すりつぶし⇒ザル⇒すりつぶし⇒ザル、をひたすら繰り返しますが、根気よくやればやるほど、精製されてきて、余分なものが取り除かれ、良いモグサになっていきます。
向かって右のものが、商品として売られているモノで、歩留まり2~3%と言われています。ヨモギの量に対して、2~3%くらいになるまで、上記作業を続け、要らないものを取り除いてあるのです。つまり、これくらい作るのに、この50倍くらいのヨモギが必要ということになります。
で、向かって左が今回作成したもの。
色はだいぶ悪いんですが、かなりがんばって、手触りは、商品に近い感じにまでもっていくことができましたよ。
治療の道具となるものを自分で作成することで、より愛着を持ってもらえるといいなと思います。