こんにちは。鍼灸学科T1です。
またもや鍼灸の文献検索について紹介致します。
Pubmedでの検索結果が15158件(2010年5月26日)から15211件(2010年6月9日)に増えました。
今回はその中でも、とても興味深い論文が発表されました。
『nature neuroscience』に掲載された『Adenosine A1 receptors mediate local anti-nociceptive effects of acupuncture.』
というタイトルの論文です。
今まで鍼灸のメカニズムは脊髄・脳といった、中枢レベルの関与が主流となっていたのですが、
今回の論文で、鍼刺激が局所レベル(末梢神経レベル)で鎮痛を起こす可能性が示唆されました。
こういった鍼灸に関連した論文が発表される事は非常に稀であります。
また、この論文に関して、世界的に有名な『nature』誌でも、newsとして取り上げられました。
鍼灸業界においては、かなり重要な出来事だと思いますよ。