教員kわはらです。
なにやらシリーズ化しそうなタイトルをふってみましたよ^^
鍼灸の勉強を始めてしまうと何も特別な感じがしなくなるけれども、よく考えると普段は決して使わない、決して見ることがない道具がけっこうあります。
そんな道具たちをちょびちょび紹介してみようかと思います。
今日はこちら。
直径2センチ、高さ5ミリ程度のプラスチックの蓋つきケースに、なぞの黒いもの。。。この黒いものは、ねちょねちょしています。
ちょっと汚いですね^^;、確かに注意しないと手を汚します。
単独では使えません。
次のものを一緒に使用します。
これも普段の生活では使用しないものですね。
これは、灸点器、と言います。
写真の左下のキャップを外すと、そこに、最初の写真の黒いものが付着しています。
こちらの写真で、どのように使うのか、伝わりますかねー。
最初の写真の黒いものは、竹炭ねちゃねちゃ、です。
それを灸点器の先に付着させておきます。
そして、身体の一部に、スタンプのように印をつける。灸点器とは、そんな道具です。
さて、それでは、なんのために印をつけるのでしょう。
その説明の前に、、、
この絵では丸印ですが、星型とかハートとかはないのかしら・・・
ありません!!
写真のように、丸、または丸の塗りつぶし、このパターンのみです。
それは、
この印がこんなふうに使われるからです。
これは、米粒大の灸(もぐさ)がツボの上に設置された状態です。
灸点器&竹炭は、ツボに印をつけ、その上にもぐさを置くためのもの、なのです。
竹炭を塗ることで、いったんツボの位置を確認した後に目を離しても、目印にもなっており、また、少し湿るので、乾いたもぐさでも転がりにくくなるのです。灸の熱さの緩和にもなります。
ということで、もぐさの大きさに合っている必要があります。
ですので、星型やハート型である必要もなく、そのような形ではもぐさがフィットしませんね。
ですが、ですが、
このブログを書いているうちに感じました、
星型やハート型でもよいかもしれません。
なぜなら、この竹炭、とっても存在がしつこくて、施術が終わった後、アルコール綿花で拭いても簡単に消えてくれないのです。
先日、私は灸の試験で、試験台として自分の腕を差し出しましたが、試験後、丸い黒いぽつぽつが火傷の痕と一緒に腕を汚くしました。
こちらが、先日の試験の後の様子です。
これが、星型やハート型であれば、ちょっとは可愛かったかもしれません。
そうでもないかな ^^;